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神奈川、横浜、川崎3主管合同「職場ディスカッション」に潜入!

2023.03.29

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2022年度の職場ディスカッションは、事業所長を対象として2022年10月~2023年3月に開催されました。今回は、2月14日に開催された神奈川、横浜、川崎、3主管支店合同の職場ディスカッションのようすを詳しくご紹介します。

 

そもそも「職場ディスカッション」とは?

2017年に働き方改革を推進するための取り組みとして、社長と第一線の社員が直接意見交換するパネルディスカッションを地域毎に開催。

それ以降毎年、社長や役員がSDやGOPなど現場社員とさまざまなディスカッションを行ってきました。

2020、2021年は、対面での実施ができないながらも、「継続した社員の声の吸い上げ」および「Oneヤマト推進の職場浸透」を目的として、主管支店毎に職種別の職場ディスカッションをオンラインで開催しました。

 

一方、2022年6月に実施した社員意識調査「Y-VOICE」の実施結果はどの項目の数値も前年から低下傾向に。コロナ禍や在宅需要増で大変さが増す中、仕組みやネットワークづくりによる効果の実感はまだまだ。会社としてさらにスピーディーな取り組みが必要と感じたことから、本年度は事業所長を対象とした職場ディスカッションが企画されました。

 

実際のディスカッションのようす

神奈川、横浜、川崎の3主管職場ディスカッション

 宅急便の営業所だけでなく、法人営業支店、ロジセンター、海外生活支援センターなど様々な事業所の「所長」が93名集まり、3主管支店混ざったグループで主管支店長による進行のもと、議論開始。ディスカッションのテーマは過去に現場で起きた実際の問題を題材とし、参加者はテーマについて事前に考えた上で、当日のディスカッションに臨みました。ときにはグループの議論に主管支店長自身も参加しながら、最後は各グループで出た意見をまとめ、全体に対して発表しました。

 

3つのテーマに対し、各2グループが意見を発表し、最後に主管支店長と組合委員長、阿波常務から総評をいただきました。

 

横浜主管支店 弘内主管支店長

グループディスカッション、発表の中で意見交換することでいろいろな気づきがあったと思う。是非、より直接的に社員に関わっていってほしい。その中で自分たちでは解決できないことは主管支店が窓口となるので、相談してください。

 

横浜支部 鈴木支部書記長

ヤマト運輸全体で19期1600名のフルタイマーが入社し、2500名が退社しました。退社防止に向けた取り組みは、各主管の労使でしっかり取り組んでいく必要があり、社員とのコミュニケーションがもっとも大事。本日のディスカッションで学んだことを活かして、風通しのよい職場をつくっていただきたい。

 

神奈川主管支店 中塚主管支店長

話し合っているうちにどうしてもコミュニケーションの問題に話がいきがちですが、より深い所に問題があることも事実です。「他の社員に相談すれば現場のこともわかっているし、もっと良い意見がもらえるのに」と知恵をだしていたことがとても良いと思いました。自分一人で抱えきれないことは主管支店も含め、相談してほしい。改めて主管支店の中にも相談できる土壌を作って行かなければいけないと感じました。

 

神奈川支部 数見支部執行委員長

握りこぶしをつくったときに表はつるっとしていて良いが、指をにぎっている裏側はきれいではない。人間も表しかみないのはだめで裏もみないといけない。労働組合でも表と裏を両方確認し、問題があれば素早く解決したいと思います。これからも意見交換しながら、建屋の垣根をとりはらって、新しい働き方を実現していきましょう。

 

川崎主管支店 鈴木主管支店長

当初は社員がいかにお客さまと向きあうかがテーマだったが、今回は所長がお客さまにサービスを提供する社員の職場環境をいかにつくっていくかがテーマ。各職場において所長はキーパーソンですが、建屋や環境などのハード面は主管支店長の責任も大きいです。社員に信頼感を与えられるように、一丸となって一緒にやっていきましょう。

 

川崎支部 池田支部執行委員長

ディスカッションを通じて、現場の仲間とどう関わっていけばよいか、どのように話せばよいか苦労している点がみえました。社会的にも、変化を求められる中でヤマトとしても時代に合わせて変化していけるようにみんなで取り組んでいきましょう。

 

阿波統括からのコメント

事業所長は、職場内で相談したいと思ったときに、まっさきに声をかけてもらえる存在であってほしい。今回のディスカッションは、所長一人ひとりが職場のメンバー一人ひとりとどう向き合っているのか、しっかりと職場で信頼を勝ち取っているのか振り返るよい機会だったと思う。そして、職場でのコミュニケーションの在り方についてもしっかり考えられたのではないだろうか。

様々な分野の事業所長同士が、一つの事象に対して深堀りした議論と共有を図ったことで普段、当たり前となっていた自分自身の判断軸を見直し”事業所長の役割の再認識とこれまでの自身の行動・言動に変化を与える”、まさに事業所長の行動変革につなげられるディスカッションとなった。

今期から所定労働時間制から法定労働時間へ切り替わる。今まで以上に労働時間管理や交番作成が難しくなってくる。コースの特性や営業先での接客などいろいろな現場での社員の動きを把握していないと適正な交番は作れない。グループ長任せにせず最後は所長がメンバーの交番を作成してほしい。そのためには、しっかりと自分で必要な知識をつけるよう心がけてほしい。

これからも、マネジメントをする上で悩むことがあると思う。自分の中に判断軸をもっていないと、人に責任転嫁をしてしまいがち。判断するときは、「それが正しいかどうか」の軸をしっかりもってほしい。

 

参加者インタビュー

川崎主管支店 東扇島営業所所長 蓮沼 謙さん

1月16日着任の新米所長!

インタビュアー

職場ディスカッションを通してどんな学びがありましたか?

蓮沼所長

正しいことは正しくやる、という感覚が芽生えました。あるべき姿になろうとする、コンプライアンスを守る意識を全員がもったと思います。

インタビュアー

主管支店を横断したグループはいかがでしたか?

蓮沼所長

グループのメンバーは年次もバラバラで、営業所でのさまざまな工夫を伺うことができました。早朝アシストさん、メイトさんなども含め、顔写真入りの組織図を作成している所長がいて自分も真似したいと思いました。 

インタビュアー

 今後の目標を一言お願いします!

 

蓮沼所長

自分は新任なので、「やっておきますよ」と言ってもらえることも多いですが、甘えずやるべきことはシッカリやる、と心に誓いました。今後はさらに一人ひとりとの対話から、何を望んでいるのかしっかり理解して、自分のことも理解してもらえるように意識して接していきたいです。みんながイキイキと働き、やりがいをもって業務ができる職場をつくります!

川崎主管支店 川崎多摩営業所所長 藤原 拓さん

所長歴6年のベテラン所長!エリアマネージャーとしても活躍。

インタビュアー

久しぶりの対面の場だと伺いました。

藤原所長

神奈川主管支店時代、一緒に働いていた仲間にも久しぶりに会うことができました。お客様のニーズや環境の変化に、それぞれ苦労していることを共有し、より相手に近づいて対話をしていかないといけないと感じました。

インタビュアー

普段はどんなことを心掛けていますか?

藤原所長

自分がSDだった頃、所長がPCに向かって仕事をしているときには声をかけづらかったので、SDが帰ってくる時間、終了点呼の時間などは、PCを触らないように心掛けています。また、今回のディスカッションの中で、会話の中でのSOSの見つけ方がとても参考になりました。たとえば、いつも穏やかな人がせかせかしている、口調が強くなっているときは、気にしてほしいというSOSのサインかもしれない。そういった時は、あえて声をかけ、コミュニケーションをとらないといけないと思いました。

インタビュアー

今後の目標を一言!

藤原所長

より信頼されるためにも、仲間からのお願いや要望は早くエスカレーションし行動しないといけないと思います。川崎主管支店エリアは今後も伸びていく市場だと思うので、仲間と一丸となって全国に発信できる取り組みを進めていきたいです。

 

 

 

職場ディスカッション事務局メンバ-

後列左から、神奈川主管支店岡田マネージャー、川崎主管支店小山内マネージャー、横浜主管支店伊藤マネージャー

前列左から神奈川主管支店小野崎さん、川崎主管支店髙橋さん、横浜主管支店白木さん(所属名は取材当時のものです)

 

元々主管支店が一緒だったこともあり、今回3主管支店での合同開催が実現しました。エリアが違えば、考え方も異なります。考え方の幅を広げ、横のつながりを作ることを目的として、合同開催としました。最近はコロナの影響もあり、対面で困りごとを共有できるような機会が少なかったので、この機会をきっかけにつながりを広げ、さらに良い現場をつくっていただきたいと思います。

各地域の開催のようす

札幌、函館合同開催

岩手、山形、新宮城合同開催

城北、南東京合同開催

埼玉、東松山、所沢合同開催

長野、松本、長岡合同開催

愛知、小牧合同開催

京都、南京都合同開催

津山、岡山、徳島合同開催

北九州、大分合同開催

各地域の参加者からのコメント

実際の事象で討議が出来た事が勉強になりました。定期的に実施してほしいです。

管理者としてのあるべき姿を再認識しました。傾聴を意識し、相手の立場を理解したうえで、自分の言葉で丁寧に伝えることを心掛けたいです。

来期も、より良い職場環境の実現に向けて、さまざまな取り組みを実施していきます。

 

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ご質問や感想はこちらから
    • ヨウイチロウさんより

    024−183 さいたま西堀営業所

    私は埼玉主管ですが良い取り組みだと思います。役職者だけでなくSDも交えてやった方がリアルの意見が聞けると思います。私が感じるのは役職者のレベルの低さです。質問などしてもありきたりの回答しか返ってきません。今までの支店長以上全員です。そもそも中間管理職の業務、生産性て何ですか?管理するだけだったら誰でもできる業務だと思います。
    今後のヤマト運輸が発展するにあたって重要なポイントだと思いました。

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    • WBC優勝おめでとう!さんより

    128-003 

    役職者の方達にとっても非常に有意義な時間になったのだと感じました。所長を中心に今後も営業所が良い方向に向かう事を期待します

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