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鹿児島の地域活性化に、ヤマトはどう立ち向かう?企業誘致サポーター餅原さん

2021.09.08

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鹿児島県鹿屋市から企業誘致サポーターに任命された餅原さん。

 

任命された背景には、人口減少、少子高齢化の進む鹿児島県の活性化に尽力されてきた餅原さんの活躍がありました。

 

前編では、「企業誘致サポーターとは何なのか?」「ヤマト運輸が地域の活性化にどう貢献できるのか?」などについて、餅原さんに語っていただきました。

企業誘致サポーターとは?

企業誘致サポーターの役目は、企業を地方自治体に誘致するお手伝いをすることです。

 

特に、鹿屋市から期待されているのは、企業が鹿屋市に建物を構える際の立地や、物流関連でのアドバイスをすること

ここまで市と信頼関係を築いてきたから任せていただけたことで、身が引きしまる思いです。

 

まだまだ市や県と一緒にやれることはあると思っているので、これからも一緒に地方活性化に取り組んでいきたいです

 

企業誘致サポーター任命式:鹿屋市産業振興課 黒木課長(左)と餅原さん(鹿児島主管にて)

任命証と餅原さん

 

鹿児島でヤマト運輸が愛され続けるために

私自身、鹿児島出身鹿児島育ちのため、鹿児島愛は非常に強いです。

鹿児島主管支店で働いていた10年ほど前、香港ヤマト運輸で働く機会を得て、1年ほど香港で働いていました。

香港から鹿児島に帰ってきて、改めて鹿児島のことを考えたときに、急速に人口減少・少子高齢化が進む鹿児島の状況に危機感を持ったんです。

 

今、ヤマト運輸の営業所は鹿児島県内に36営業所があります。

その36の営業所が今後も続いていく、愛されていくためには、お客さまのご愛顧を守れるだけの取り組みが必要です。

 

そこで、ヤマト運輸なりの方法で、鹿児島県の活性化に力を入れようと思ったんです。

 

畜産物・農産物の海外輸出を、ヤマト運輸が主体となって促進

鹿児島の強みはなんだろうと考えたときに、畜産物、農産物などの一次産業だと気づきました。

 

北海道に次ぐ一次産業県で、九州に2つしかない動物検疫場や海外輸出認定の屠畜施設があるなどの強みもある。

全国的にインバウンドの動きが進んでいることを踏まえ、自治体と協力し畜産物・農産物の海外輸出を促進しています。

 

鹿児島県だけでなく、他の九州の各県とも協力してマカオに輸出する取り組みも実施しています。

加えて、宅急便の船便ネットワークがある沖縄での販路サポートなどにも注力しています。

 

現在は県や鹿児島市の物流部会や輸出促進検証委員会にもメンバーとして参加しており、輸出や港の利用促進などの検討にも参加しています。

 

九州三県(鹿児島県・長崎県・佐賀県)マカオ向け海外バルク輸出(鹿児島SOL支店集約・パレタイズ)

鹿児島県・沖縄県・県下4自治体合同輸出促進商談会

 

「鹿児島県の野菜は、他県より鮮度がいいよね」。そう言ってもらうために、日々改善を重ねる

現在、各自治体や事業者、農家、研究者の方々と協力しながら、鹿児島県の畜産物・農産物のテスト輸送に挑戦したり、新しい輸送ルートを作ることでコスト削減に取り組んだりしている段階です。

 

野菜はデリケートなので、いかに新鮮な状態で届けられるかがカギになってくると思います。「鹿児島の野菜は、他県より鮮度がいいよね」と言われることが目標です。

 

鹿児島でとれた新鮮な野菜

鹿児島県・鹿屋市・オキス様(農業法人)6次産業化・販売促進協議

後編はこちらから!

「誰よりも熱をもってお客さまと向き合う」餅原さんの営業するうえでの心がけとは?餅原さんに「自治体における営業の方法」や「営業マインド」について熱く語っていただきます!

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