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【社長・社員座談会】冊子で紹介しきれなかった内容もお届け!

2023.12.25

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YAMATO NEWS 1月号の冊子(PDFはこちら)では、全国から集まった10名の若手社員(紹介記事はこちら)と長尾社長の座談会の内容を紹介しています。

この記事では、スペースの都合で冊子に掲載できなかったディスカッションの内容をお届けします!

 

冒頭の長尾社長からのメッセージをダイジェストでご覧ください。

動画

10年後、お客さまや社会はどうなっている?その中でヤマトはどんな価値を出している?

長岡主管支店 小千谷営業所 SD グループ長
西 拓磨さん

ドライバー不足という大きな課題に直面する中で、個の力を上げていきたいです。バックの方に任せられるところは任せて、第一線でお客さまとの接点に力を入れたいですね

長尾社長

ヤマトのラストマイルのドライバーの仕事は、本当に「ドライバー」なのでしょうか。本質的には、車を手段にお客さまのところにルートセールスしているのですヤマトのドライバーの定義をリニューアルしていかないといけないでしょう。

長尾社長

美術品輸送は、唯一無二の高価なものを扱う難しさがあります。そういった意味で、デジタルでできることがありそうですね。

宮城主管支店 東北美術品支店 作業
池内 万貴さん

モノを動かすのではなく、美術品そのものをデジタルで再現する取り組みを進めています。例えばお寺の障壁画など、通常美術展では見せられないものを見せられるようにするのも、ある意味「運ぶ」ことの延長になると思います。

また、最近は個人が美術品を集める動きがすごい勢いで増えています。コロナ中は一般の貨物は動きが止まりましたが、美術品はコレクターのやり取りが多く、止まりませんでした。そうした動きを捉え、ヤマトとして、モノを運ぶだけでなく、情報や人と人をつなげられるようにしていきたいですね

津山主管支店 松江玉造営業所 所長

多田 直人さん

お客さまから集配以外の相談を受けることがあり、地域の中小企業さまでは、一人で仕分けをしたり、トラックにパレットだけ積んで帰ったりしています。そうした状況に対して、ヤマトが培ってきた業務のロボット化や、仕分け作業の効率化のノウハウを提供できたら、新しい価値になるのではないでしょうか。

長尾社長

10年後にどうなるかは、地域によって違ってくるでしょう。その地域の産業や生活の実態をわかっているのは、まさにSDです。

所長はSDから地域の情報を集め、さらに主管支店全体で情報交換をして、新しい価値につなげてほしいと思います。

所沢主管支店 営業担当

山本 怜於さん

川越はコロナ後に観光客が戻ってきて、人通りが多く、道も狭いので、「なかなか荷物が出せない」という地元のお客さまの声をいただきます。

また、多くの日帰り観光客に対しても、ヤマトとしてできることはないかを考えています。

長尾社長

観光地に来る人達が何に困っているのかは、意外と地元の人のほうがよく知っているでしょう

観光客の目線で不便に感じることや、日ごろ地元の方たちが不便に思っていることの中に、いろいろヒントがあるかもしれません。そういった「不」を見つけに行くことがとても大切です

今後のヤマト、デジタル化はどうなる!?

三重主管支店 松阪営業所 内勤

野中 里奈さん

デジタル化に関して、松阪営業所に来ていただいているお客さまは高齢の方が多く、クロネコメンバーズに入っていただいても、ネコピットは難しそうで、手書きが良い方もいらっしゃいます。

でも営業所としては、デジタル化した方がお客さまに連絡がいくし、仕事も効率化できます。高齢のお客さまにとっては、どちらが良いのかなと思うことがあります。

 

長尾社長

PUDOを始める前にフランスに視察に行ったのですが、郵便局で荷物を発送しようとしている高齢女性が、重い荷物を持ったまま、入り口前の端末で一生懸命伝票を作っている光景を見ました。こんな高齢な方にそこまでやらせるのか、と思いましたね。

本当にできない人に無理にやらせる必要はない。そういう方には、個人集荷に伺った際には少しの荷物なら手書き伝票をスキャンしてデジタル化すれば、それほど苦ではないでしょう

道東主管支店 帯広南営業所 SD

丹治 滉人さん

事務職からドライバーになりましたが、お客さまの時間変更や受け取り場所の変更が記載された配達指示書が必要なのかと感じていました廃止すれば、業務の削減にもつながるのではないでしょうか。

船橋主管支店 事務プロセス担当 事務

栗原 麻緒さん

ペーパーレスを営業所目線で見ると、まだまだ進んでいません

営業所に勤務していた頃、紙からコミュニケーションアプリやサービスクラウドに移行した際も、紙で持っていたいという方が多かったです。

 

長尾社長

紙を減らすことが目的ではなく、現場の業務をどう楽にするかが目的です。現場で、紙やファックスの方が便利だから使っているということでしょう。

それ以外の便利な方法を提案できないまま、紙をなくすとなると、現場で働く皆さんの不安や抵抗につながるのではないでしょうか。

東京主管支店 業務集約センター 事務

勝又 紀香さん

東京主管支店では、人がやらなくていい業務をRPA化し、自動で作業できる仕組み作りを進めています。人がやらなければいけない業務は必ずありますから、デジタルと人との融合を考えていきたいです。

そして、ロボットの導入により空いた時間を、私たちがお客さまとどう向き合っていくかを考えていかなければいけません。特に、大型拠点化に伴いお客さまとの接点が減っているので、接点をどう作るかを考えていきたいと思っています。

長尾社長

現在は、ほぼ集配拠点=受付になっていますが、車が停められない、集配車が行きづらい、狭いなどお客さま体験がよくないところもあるでしょう。

集配拠点をどうしていくか、受付拠点をどこに配置するかを新しく考えていく必要があります

これから挑戦していきたいことは?

九州統括 営業担当

西村 美槻さん

所属している九州統括で、SDさんの営業の好事例を紹介する「シェア活」を始めました。アナログですが、「こんな提案をして取れました」「お客さまがこういうことに悩んでいます」などの情報に、私や役員からのコメントも入れて、毎日PDFにして全営業所に送っています。

一人のSDしか持っていなかったスキルを皆で共有して、別の場所の新しい価値に変えるということに挑戦しています。

 

南京都主管支店 南京都法人営業所 営業

加田 健太さん

法人営業として、お客さまの業務、課題をしっかり聞くことを、より磨いていかないといけないと感じました。私は旧事業会社出身ということもあって、どうしてもデジタルの観点でお話をすることが多かったのですが、デジタルにすることそのものが目的になっていたところがありました。

お客さまの業務をしっかりと理解した上で、アナログでもそちらの方が便利ならそのまま活用し、お客さまにとって本当に有益な提案をしていきたいと思います。

長尾社長と座談会参加メンバーとの集合写真

記事を読んでいただき、感想を入力いただいた方の中から抽選で30名に「クロネコもふもふメジャー」をプレゼントします!

 

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