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水素を燃料とした環境と人にやさしい「FC大型トラック」を写真と動画でご紹介!

2023.06.28

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水素燃料活用の可能性と実用性を検証するため、トヨタ自動車さまと日野自動車さまが共同開発したFC大型トラックを使用して、5月17日から走行実証を開始しました。今回はこのFC大型トラックを写真と動画で紹介します。

 

FC大型トラックってどんなトラック?

FC大型トラックとは、水素を燃料とし、走行中に温室効果ガスを排出しない、環境にやさしい車両です。今回使用するFC大型トラックは、航続距離が600kmと非常に長く、長距離輸送に適しています。なお、FC大型トラックの走行は日本で初めてです。

 

前面

背面

荷台

運転席

シフトレバーがなくダイヤル式

Fuel Cellの文字が光ります

■FC大型トラックが稼働する仕組み

①トラックに搭載した高圧水素タンクに水素を充填する

②FCスタック(発電機)で貯蔵した水素と大気中の酸素を化学反応させて発電する

③発電した電気でモーターが動き、車両が稼働する

水素をここから充填

画面中央が水素の貯蔵タンク

貯蔵タンクは6本搭載

水素貯蔵タンクはここに入っています!

 

運行ドライバーにお話しを聞きました!

今回使用するFC大型トラックを実際に運転される、羽田クロノゲートベースの運行ドライバー、渡部 誠さんにお話しを聞きました。

 

 

インタビュアー

走行実証を開始するにあたり、どのような準備をされたのでしょうか?

 

渡部さん

5月8日にFC大型トラックが納車されて、羽田クロノゲートベース所属の運行ドライバー22名が研修を受けました。羽田クロノゲート構内で実際に練習した他、座学もありました。

 

 

インタビュアー

従来の大型トラックとの違いはありますか?

渡部さん

1番の違いはやはり「静かさ」。大型トラックが走っているとは思えないくらい静かです。座席もふかふかで包み込まれるような感覚があります。従来のエンジンとちがって音や振動がないので、体に負担がかかりにくく、長距離運転していても疲れにくいです。

 

インタビュアー

FC大型トラックを運転することについてどう思いますか?

渡部さん

これまで集配車では温室効果ガスを排出しない車両が導入されていましたが、大型トラックでは初め
てなので、SDGsの観点から良い取り組みだと思います。
今は走行実証で1台のみですが、今回の実証をもとに環境にやさしい車両の導入が進んでほしいです。

 

走行の様子はこちら!

 

走行実証ではどんなことをするの?

水素ステーションでの充填時間を含めた運行管理などの運用面と、燃料電池システムの作動検証や実稼働での水素消費状況の把握、車両性能や運転操作性といった運行ドライバーの使い勝手などを検証します。

 

【走行ルートと実施事項】

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