【社長メッセージ】プロフェッショナル
2022.01.28
先日あるお客さまとお会いしたときに、当社のセールスドライバーにいつも良くしてもらっていてとても感謝しているとのお礼の言葉をいただいた。
その方の90歳を超えるお母さまが今もお一人暮らしをなさっており、荷物が届くと当社のセールスドライバーだけがいつも中まで運んでくれ、親切に声を掛けてくれるとのことだった。
マニュアルでは表現できない対応で、その社員の人柄と職業意識の高さによるものだと感じ、私も非常にうれしく思った次第である。
私の母親も高齢で5年前に父が亡くなって以来単身で暮らしていたが、昨年夏に体調を崩したため、自宅を離れサービス付き高齢者向け住宅に入居することになった。
私はこれまで介護という経験が皆無だったため、この数ヵ月さまざまな新しい体験と学びがあったように思う。
国の介護制度に基づいたさまざまな民間サービスが存在しており、サービス付き高齢者向け住宅は比較的入居者のプライバシーや自由度を確保することが可能でありながら、体調面で心配な部分のケアをある程度オーダーメイドで組み立てることができる。
さまざまな要望や対応すべき事項が存在している介護という領域が、提供するサービスを標準化し、サービス毎の価格設定を行うことによって、利用しやすいサービスとして仕組み化されていることが理解できた。
そう言うと非常にビジネスライクな印象を受けるかもしれないが、母が入居して以降、その施設のケアマネージャーの方々と接する機会が増え、彼らの職業意識の高さ、そして入居者を思いやる心づかいに触れ、非常に感銘を受けた。
母が彼らに対して徐々に心を開き、信頼するようになっていった過程に触れ、介護ビジネスを支えているのは彼らのような方々なのだと強く感じた。
日本が高齢化社会であることは言うまでもないが、あらためて直近の数字を見ると65歳以上の高齢者が全人口に占める割合は29.1%、3,640万人に達している。
私たちが日々お会いするお客さまも、かなりの確率でご高齢の方が多いことになるし、地域によってはほぼ高齢者ということもある。
冒頭の話のように、私たちはご高齢のお客さまとも日々接点を持っている。
数年前から当社ではネコサポという実験的取り組みを始めている。
多摩ニュータウンでのネコサポステーション開店からスタートし、藤沢や松戸へ展開を広げている。
国の介護制度に基づいた民間サービスには既に多くの事業者が参入している。
ただ、介護制度の枠からはみ出るニーズが多くあるのではないか。
ネコサポステーションでの取り組みを進め、利用者の方々の声を聞きながらの気付きである。
ネコサポのスタッフの皆さんも、多くの経験を経てプロフェッショナル化している。
職業意識の高いスタッフとそれを支える良い仕組みを組み合わせてサービスを提供する。
現在はまだ小さい存在かもしれないが、我が国の現状と当社のネットワークを鑑みれば、ネコサポが大きく育っていくことを期待している。
ネコサポについて、詳しくは下記をご覧ください。
Webサイト
https://www.kuronekoyamato.co.jp/nekosapo/index.html
YAMATO NEWS web「笑顔のおたより ネコサポ編」
社長メッセージ「創意工夫」では、毎月、長尾社長から社員の皆さまへのメッセージをお伝えします。
コンテンツから探す
冊子
シゴト
ニュース
福利厚生
プレゼント・投稿
コンテンツから探す
冊子
シゴト
ニュース
福利厚生
プレゼント・投稿
冊子



