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【社長メッセージ】100年カレンダー

2022.11.29

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11月29日は当社の創業記念日、言うなれば誕生日であり、今年も無事にその日を迎え、満103歳になることができた。例年この日に合わせて創業記念式典を執り行い、勤続25年を迎えられた方、そして定年を迎えられた方をご家族とともにご招待し、表彰をさせていただいていたが、過去2年間は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて式典の開催を中止せざるを得なくなり、表彰対象になっておられた方々にお祝いを申し上げることができず、大変心苦しく思っている。

 

本年は9月から順次、各地域に出向いての分散開催にて表彰式典を実施し、不十分ではあるかもしれないが対象の方々に直接お祝いをさせていただくことができた。各会場では、25年勤続表彰、定年表彰の代表の方に総代としてスピーチをしていただいた。それぞれ非常に感慨深い内容をお聞きし、笑いが起きたり貰い涙がこぼれたりと、受賞者の皆さんの過ごしてこられた道のりを共有する時間を設定できて、有意義であったと思う。来年は繁忙期前を避けて9月開催に変更するつもりであるが、本来の東京での式典に戻して執り行いたいと考えているので、対象の方々にはご出席をいただければ幸いである。

 

当社の経営に対しての助言をいただいている経営者の方の会社を訪ねると、いつも通していただく応接室の壁に大きなカレンダーが掲示されている。それは「100年カレンダー」であり、まさに100年間のカレンダーが1枚の紙の上に表示されている。彼は自社の社員の方と話されるときに、そのカレンダーを見て何を思うかという会話をされるとのこと。100年がこんなに長いのかと感じる人、自分の誕生日から見て現在地はここで、残りの時間はあまり長くないと感じる人、さまざまなことを考えるのだということをお聞きした。

 

それに感化されて私も最近100年カレンダーを購入し、オフィスの壁にも貼ってみた。私の生まれた年である1965年始まりの100年カレンダーである。あらためて眺めてみると、さまざまなことを考えるようになる。私がどう思っているかは伏せることにするが、言えることは時間を大切にしないといけないということである。一日一日は短いが、大切にすればやれることは多くあるように思う。103歳を迎えた歴史ある当社の一日一日も同様であろう。

 

今年も12月、お客さまに当社をご利用いただく機会が最も増える時期が始まった。それぞれ持ち場は違えど、全社でお客さまの立場に立って考え、行動できるヤマトでありたい。皆さんとともにそれを実現できるように取り組みたいと思う。

 

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九州地域の永年勤続表彰式にて(2022年9月)

長尾社長オフィスの100年カレンダー

 

社長メッセージ「創意工夫」では、毎月、長尾社長から社員の皆さまへのメッセージをお伝えします。

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