【社長メッセージ】学ぶということ
2022.07.29
「学歴」という言葉は昔からよく使われていたが、近年「学習歴」という言葉を耳にすることが増えてきた。当社では「あなたどこの大学出身?」などという会話は皆無に等しいが、「学歴」すなわちどこの学校を卒業したかといういわば「学校歴」でその人物を判断することが、我が国の社会ではいまだに行われている。確かに有名な学校出身者は、その学校に入学するための努力を行ったということは間違いないので、それに対しての一定の評価は必要かもしれない。しかし本質的に求められることは、その学校で何を学び、何を身につけたのか、その知識や経験を生かして何を提供できるのかである。
当社にはさまざまなお客さまがいらっしゃる。それぞれのお客さまが誰でどこにいらっしゃるのか、何をお求めになられていて何をご提供差し上げるのかを定義し、その実行のための仕組みを構築しなければ商売は動かない。個人のお客さまや比較的小規模の法人のお客さまを対象にした営業所、倉庫でスペースを保有して法人のお客さまに価値提供するロジセンター、海外との輸出入においての通関業務や確保した貨物スペースの販売を通して、法人のお客さまに価値提供を行うグローバル物流営業支店および通関センター、直接お客さまと接していないが貨物輸送の要であるベース、当社のオペレーションを支える情報システムの開発やデータ分析を行うデジタル戦略推進部など、さまざまな仕組みを動かしながら当社の商売は動いているし、それぞれの場所や各々のポジションによって必要となるスキルや知見は異なるので、常に学ぶことが社会人=プロフェッショナルとして求められる姿勢であろう。
当社の経営資源は非常に大きい。その中で最も大切なものは言うまでもなく社員の皆さんである。当社にはさまざまな「学習歴」を持って入社された方々が多く在籍されている。そのスキルを生かしながらセールスドライバーとして活躍いただいている方々、法人のお客さまへのセールス活動をスタートされた方々もいる。現場での知識や経験をもとに、それをより良いものにするためにデジタルのセクションで活躍している方々もいる。かつてはプレーヤーであったが、効果的な安全指導の方法を学び、交通事故の予防に取り組んでいる方々もいる。未知の領域への興味や、現状の課題解決のために何をやるべきか、試行錯誤する中で正解を見つけたい欲求、他社や他業界で取り組んでいることを知りたいという意欲。企業としての成長とは、私をはじめとして当社のメンバーが常に学ぶ姿勢を持ち、日々アップデートしていくことにあるように思う。
当社は「学歴」を重視する会社ではない。学ぶ意欲が旺盛で、その学びを生かして業務に参画できるメンバーに溢れる会社でありたい。仕事を通して、そして仕事外の時間も活用しながら学ぶことができる仕組みを、当社としてつくっていきたいと思う。
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