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【社長メッセージ】「見られている」という緊張感を持とう

2021.09.28

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昨年リニューアルした新しい制服も導入から一年が経過し、かなり見慣れてきたように思う。

街中であのグリーンの制服を見かけると自然と目が向くようになり、皆さんの仕事ぶりを目で追うことが多い。

きちんとした身だしなみで集配をしているSDの方々は、安心して仕事を任せることができる信頼感を、外見からの印象で与えることができているように思う。

 

ただ、同じ制服でも着こなしがきちんとしていないと逆の印象を与えることになってしまう。

お客さまがドアを開けてくださるのは、当社の制服をはじめとした「見えるもの」を通して認知をしていただけているからであろう。

 

よって私たちは常に「見られている」という意識をしっかり持つべきであるし、お客さまの立場に立って私たちを見てみる必要がある。

 

毎日の朝礼などの場で、二人一組でお互いの身だしなみを確認する。

点呼の際には管理者が最終確認をするなど、営業所を出発する際には「見られている」ことを前提として、然るべき状態をつくっていただきたい。

まさにプロドライバーとしてのスイッチを入れる、ということになる。

 

SDの皆さんのみならず、看板車に乗務する際は運行・横持や法人集配でも同様である。

車両などがきれいか否かも、同様に「見られている」対象であることは言うまでもない。


また施設も同じように「見られている」対象である。

当社の営業所は作業を行う場所であるが、受付のある営業所はお客さまをお迎えする場所でもある。

営業所の出入り口から受付までをお客さまの動線、目線で見てみることをお勧めしたい。

 

来客用駐車場はわかりやすく表示されているか。受付の入り口周辺は整理整頓がなされているか。

受付に入ってみて、お客さまの目線で見ると何が目に入ってくるか。

また意外と構内の光景もお客さまには見えているものである。

 

一便到着、二便到着、そして発送と、それぞれの作業終了時点でいかに速やかに構内の整理整頓を行うか、これはイレギュラー防止の観点からも重要である。

ベース店などの大きな拠点では、安全面も考えてさらに踏み込んだ確認と仕組みづくりが必要だろう。

客商売としての神経の配り方を意識して身につける。営業活動以前の姿勢として、私たちはまず取り組むべきである。


ヤマトグループとして、最も大切にすべきものは「信頼」である。

これは一朝一夕につくられるものではなく、日々一つ一つ積み上げていくべきものだと思う。

積み上げるには非常に大変な努力を必要とするが、容易に壊れてしまう可能性があることを知っておかなくてはいけない。

ヤマトとして認知していただける、そしてそれがプラス評価の認知であることは、私たちが業務を行う上でとても大きなメリットである。

 

しかしそれを維持し高めていくためには、窮屈に思うかもしれないが、「見られている」という緊張感を持って業務に臨むことが求められる。

 

決してお客さまと日々対面していただいている皆さんだけでなく、ヤマトグループのメンバー全員がこの緊張感を持つべきであろう。

社長メッセージ「創意工夫」では、毎月、長尾社長から社員の皆さまへのメッセージをお伝えします。

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