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【シゴトのヒント】社員もお客さまも幸せに!日々の会話から生まれるカイゼン活動 香川ロジセンターの取り組み

2022.10.12

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現場で役立つさまざまなノウハウや好事例を紹介する「シゴトのヒント」。

 

香川ロジセンターの猪谷翠さんは、小変活動の社内提案を3回行い、うち2回はMVPを受賞しています!

※日々の業務や職場環境の課題を解決し、生産性や品質の向上などを目指すカイゼン活動のこと。

 

社員が効率よく働けるだけでなく、お客さまにも喜んでいただける「カイゼン」を生み出す秘けつを聞きました!

\この人に聞きました/

香川主管支店 香川ロジセンター 猪谷翠さん

香川ロジセンターってどんなところ?

香川ロジセンターは四国唯一のロジセンターで、マネージ社員7名、パート社員15名の22名が所属しています。マネージ社員7名のうち男性はセンター長ともう1名とのこと。

実は、ロジセンターは全国的に女性の多い職場。パートさんの中には主婦の方で短時間勤務も多いそうです。

 

 

3階建ての倉庫で3階がキタムラさま、1階と2階はその他の商材をお預かりし、計15社の業務を担っています。

主要顧客であるキタムラさまの商材は、高額なものや貴重品が多く、取り扱いには特に注意が必要。日ごろから品質と生産性向上に努めています。

 

猪谷さんは、キタムラさまの商材を取り扱うチームに所属しています。

 

小変活動で2度の月間MVPを受賞!その内容は?

昨年7月と今年の6月に、小変活動月間MVPを受賞した猪谷さん。

どのような内容が評価されたのでしょうか?

 

作業エリアの改善

昨年7月に受賞したのは「作業エリアの改善」。全国のロジセンターから集まった110件の提案の中から月間MVPに選ばれました!

 

改善前は、緩衝材が梱包を行う作業台と出荷レーンの間に配置されていたため、梱包したものを出荷レーンに載せるまでの距離があり、効率が悪かったのですが……

 

 

机の下にハンガーラックを取り付けて、緩衝材を机の下に格納!

作業台と出荷レーンが近くなり、無駄な移動や緩衝材を取る手間など、作業工数が大幅に削減されました!

 

梱包レベルの統一化

今年6月に受賞したのは、「梱包レベルの統一化」。

 

カイゼン前、梱包の方法を教える際には、手順書を見ながら口頭で説明を実施。

口頭での説明では、人によって受け取り方の違いもあり、梱包の精度にバラつきがあることに課題を感じていました。

 

そこで、誰が見ても一目でわかるように、説明書の入れ方やラベルの貼り方の見本を作成。

 

外装と中の梱包状態が見える梱包見本

派遣さんなどその日だけ作業するような人も、迷わず作業することができるようになりました。

また、これまでマネージ社員が行っていた派遣さんへの教育も、この梱包見本のおかげでパートさんもできるようになったそうです。

 

梱包不備が少なくなったことで、お客さまからも「品質が改善している」と喜びの声をいただきました!

 

カイゼンの気づき・アイデアはどこから?

MVPを受賞した案件以外にも、たくさんのカイゼンで、働きやすい職場づくりに取り組んでいる香川ロジセンター。

一体なぜ、これほど職場の困りごとや、変えるべきことに気づけるのでしょうか?

猪谷さんにポイントを教えていただきました!

 

ポイント① カイゼンは日々の会話から生まれる!

働きにくさ・不便さや品質の問題といった職場カイゼンの種は、一緒に働く仲間との日々の会話に隠れています。

 

ロジセンターでは、パートの主婦の方など女性比率が高いので、大きくて重い商材を扱う出荷レーンでの作業は、多くのメンバーが負担に感じていました。

この課題も、実際にパート社員の方と話す中で気づいたこと。

 

だからこそ、気軽に相談しやすい雰囲気を職場でつくることが、スムーズにカイゼン案を出す一番の秘けつ。

 

普段から、家庭や子ども、趣味などの仕事以外の会話もすることで、何でも話しやすい関係づくりを大切にしています。

 

誰かが決めたことを押し付けるのではなく、ひとりひとりが意見を出し合い、みんなが納得して進めること、これが定着のポイントでもあります。

 

ポイント② 一人ではなくチームで取り組む

「MVPは、私個人ではなくチームでとったもの」と話す猪谷さん。

 

チームで大切にしているのは、やはり日常のコミュニケーション

 

会議などかしこまった場だと、なかなかアイデアが出なかったり、話しづらかったりします。

また、2か月に1度の定例会を待っていてはせっかくのアイデアを忘れてしまうかもしれません。

 

そこで、「今日出た課題をアツいうちに」をモットーに、チーム内で日常的にカイゼンについてやり取りしています。

 

 

また、同じお客さまの業務を担当しているチームでカイゼン活動の役割分担をしています。

今回ご紹介したカイゼン内容も、資料の作成は猪谷さんが行いましたが、発案は多田さん、実施するまでの管理は滝川さん、といった形で、チームワークで取り組んでいます。

 

 

「仕事が楽しいと思える職場にしたい」猪谷さんに想いをインタビュー!

カイゼン活動のモチベーションはなんですか?

猪谷さん

皆が楽しく、そして楽に仕事ができる、働きがいのある職場をつくりたいという気持ちが大きいです!

それだけでなく、ミスを減らしたり品質を良くしたりすることで、商品を破損なくユーザーの方に届けることもでき、荷主さまにも喜んでいただけています。

カイゼンすることで、ミスも防げて、楽になって、センターで働く人もお客さまも、皆が良くなる。そんな活動にやりがいを感じています!

業務の中で、どのように時間をつくっていますか?

猪谷さん

皆で集まるミーティングなどの場に限らない、日々の会話の積み重ねだと思います。

また、変えたいと思っても、大きすぎることはなかなか出来ないので、ちょっとしたことでも月1回必ずカイゼン案を出し、継続して取り組むようにしています。

今後の意気込みをお願いします!

猪谷さん

業務が忙しい時は、月1回提案することも大変ですが、良い方向に進むと「やってよかった!」と思えます。生産性の向上はもちろん、皆がはたらきやすい職場をこれからもつくっていきたいです!

縄間センター長より

香川主管支店 香川ロジセンター センター長 縄間健司さん

月1回のカイゼン提案に加え、主管と提案営業に注力

2021年に香川ロジセンターに就任して以来、月1回以上のカイゼン案を提案すると決めて、職場全体で取り組んでいます。少しずつですが、働きやすさや品質の向上など、成果が表れてきています

他にも、毎朝のKKKS会議で、香川主管の主管支店長、営業マネージャー、営業スタッフ、グループ会社のメンバーとともに、KKKSに入力された情報を全量確認し、できるだけ早く対応ができるように主管全体でも取り組んでいます

SDが”宅急便+ロジ”の提案営業もできるよう、ロジの知見を活かしてサポートしています毎朝の会議でコミュニケーションを取ることで、お互いの業務内容や人柄がわかり、相談しやすく、ワンヤマトでお客さまに向き合えるようになってきました。

所属する社員は2、3年目の年次が若いメンバーも多いので、ロジの知識はもちろん、ヤマトグループ全体の知識もつけられるよう、教育していきたいです。

その他の小変活動について詳しくは「カイゼン2022」サイトもご覧ください!

「カイゼン2022」サイトはこちら

※会社PCからご覧ください

 

「私の主管ではこんな取り組みをしている」「もっとこんなことが知りたい」といったご意見やご質問は、下記のフォームからご入力ください!

今後の企画の参考にさせていただきます。

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コメントはこちら!
    • ゆいきさんより

    匿名

    アルバイトが業務改善などの提案をしたい場合
    どのようにすれば良いですか?
    携帯などで改善提案を送る事は可能ですか?

    PPで荷物を問い合わせしたい場合、いちいち伝票番号を入れなくても
    荷物問い合わせ項目が出来た事によってスムーズに検索が出来る様になりました。

    再配や調査回答などのデータが入った時も
    同じように問い合わせ項目があるとスムーズに検索や完了対応が出来るので、データの引き継ぎ漏れが減ると思います。

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