越谷市から受注!Oneヤマトだからこそ実現できた、ごみ収集カレンダーの全戸配布
2022.02.16
2020年4月、ヤマト運輸(以下YTC)は越谷市役所さまよりのご案内をいただきました。
全戸配布は、宛名なしでの配布という特殊なノウハウが必要なプロジェクト。YTCだけでは実現不可能なものでした。
そこで力を借りたのが、ダイレクトマーケティングにおいて宛名のないダイレクトメール(以下DM)のサービスを行うヤマトダイアログ&メディア(以下YDM)と、人材派遣のヤマト・スタッフ・サプライ(以下YSS)という2つのグループ会社です。
という、まさにOneヤマトが体現できた本プロジェクト。
プロジェクトの全体像
3社がそれぞれの強みを生かして役割を分担しました。
まず、全体の統括や倉庫の調達などは全国で地域密着の強みを持つYTCが担当。全戸への配達の品質管理や配達マニュアルの作成などはDM配達で培ったノウハウがあるYDMが担いました。そして、実際の配達はクロネコメイトの皆さんの力を活かすことができる、人材派遣業のYSSが行いました。
このように3社がそれぞれの得意な部分を活かすことで自治体が実現できたのです。

【プロジェクトメンバーの皆さん】

今回は、そこでの苦労、やりがいなどを、プロジェクトメンバーの皆さまにお聞きしました!
Q1.YTCがグループ会社との連携を考えたきっかけは何だったのでしょうか?
- YTC越谷(主)営業担当(当時)
浅田さん 越谷市役所さまよりお話をいただいた際、YTCでは宛名なしの配送の経験がなかったため、YDMさんに協力をお願いしました。YDMさんは宛名なしのDMを専門にしているので、ぜひ力を借りたいと思ったんです。
その後、YDMさんからYSSさんを紹介していただき、3社の連携がスタートしました。
- YTC越谷(主)営業担当マネージャー
内山さん 当初は、YDM・YSSがどんなサービスができるのかはHPを見てお声がけするまで知りませんでした。
ただ、グループ会社も含めた全リソースとその強みを生かせば、できないことはないと思っていました。
Q2.YTCから協力の依頼が来たときはどう思いましたか?
- YDM 久木野さん
以前からYTCさんと連携したいと考えていたので、嬉しかったですね。
YDMは歴史が浅い会社ですから、営業力があり、多くのクライアントをもつYTCさんとの連携はさらなる自社の発展につながると思いました。
そして、自治体の全戸配布は、私たちYDMにとっても大きなチャレンジでした。本来ダイレクトマーケティングの目的は、狙ったターゲットに対して情報を届けることです。
一方、今回求められたのは全戸配布。つまり真逆の作業なんです。DMは「もう配らないでください」とのお声をいただいてしまうことがありますが、自治体の広報物の場合は「うちだけ入っていません」ということがクレームになってしまいます。
- YDM 長島さん
宛名がないものを一軒も漏らさずに配達するのは、本当に大変な作業でした(下図:マニュアル参照)。そんな中で、YTCさんの地域とのつながりの強さには、大きく助けられました。また、地域密着という観点ではクロネコメイトの方々の力を借りない手はないと思いました。
Q3. YSSとしてはYDMから話をもらった際、どう思いましたか。
- YSS 伊藤さん(上)
井上さん(下) 正直、難しいプロジェクトだと感じましたね。
それでも、クロネコメイトの皆さんもフルに活躍できるということで、協力させていただくことにしました。
実際配達するにあたって、クロネコメイトさんが迷わず配達できるようなわかりやすい地図の作成や、再配達への素早い対応などがとても大変でしたが、YTC、YDMの皆さんの協力のもと、実現することができました。
Q4. 自治体だからこそ求められる部分はどんなものがありましたか?
- YTC 浅田さん
あらゆる部分で非常にシビアなものが求められるという点は、一般の企業との大きな違いだと思います。
タイムスケジュールも一分一秒たりともずれてはいけませんし、金額のミスも一切許されません。そういう点では、非常に緊張感を持って取り組むことができました。
Q5. 今後の地方自治体向けサービスの可能性について、どのように考えていますか?
- YDM 久木野さん
近年、地域の皆さまの高齢化などにより、町内会などの組織が市民の方々に自治体の情報を配布することが難しくなっています。しかし、自治体からの情報は、地域で生活するために必要不可欠なものであり、誰かが届けなければなりません。
そこに、私たちが力になれるチャンスがあるのではないかと考えています。YTCさんやYSSさんとの連携は、地域の皆さまへの貢献を実現するうえで、非常に大切だと感じています。
Q6. 今後の展望を教えてください。
- YTC 浅田さん
以前まで、Oneヤマトという言葉がどういうものなのかあまりイメージできていませんでしたが、今回のプロジェクトを通じて体感することができました。
お客さまにとってヤマトは配送のイメージが強いと思いますが、今回のプロジェクトを通して、グループ会社が連携することによりさまざまな価値をご提供できることが証明できたと思います。
これがきっかけとなって、Oneヤマトとしてのグループ間連携が広がっていけば嬉しいですね。
コンテンツから探す
冊子
シゴト
ニュース
福利厚生
プレゼント・投稿
コンテンツから探す
冊子
シゴト
ニュース
福利厚生
プレゼント・投稿
冊子











