【シッカリ!基礎基本】何から始める?災害への備え〈訓練動画や具体例〉
2021.08.27
近年深刻化している自然災害。いざという時に自分の身を守れるよう、日ごろから安全確保のポイントを確認しておきましょう。各事業所での備えや、個人でしておくべき準備についてご紹介します。
各事業所で災害に備える
1.事業所での台風・大雨対策
(1)BCP訓練の実施 ―四国地域の取り組みを参考に―
これまで四国地域では主に台風被害リスクが大きい地域でBCP訓練を行ってきましたが、2020年6月には高知主管西部エリアと愛媛主管南予エリアが合同で、そして今年6月にはOneヤマト体制に拡大して実施しました。
参加者からは「久しぶりにやってみると手順を忘れていた」「普段写真で見るのとは全く違い、いざとなると動けない」といった声が聞かれ、訓練の内容は管下の事業所へ水平展開されています。
皆さんの事業所でも、当日の訓練の動画を参考にBCP訓練を実施し、災害にスムーズに対応できるよう備えましょう。
【BCP訓練での主な実施事項】
・主管支店の行動計画立案と現場への情報共有
・建屋室内、施設内シャッター、お荷物、車両、フォークリフトの保全作業
・備品の確認
・避難場所の現地確認
BCP訓練動画前編はこちら↓
BCP訓練動画後編はこちら↓
(2)過去の教訓を生かして
2020年の台風9号では、九州地方全体で養生テープ等の買い占めによる防災用品不足が発生しました。
また、2021年7月の豪雨災害においては、車両での業務中に後続車がいることでUターンできない間に水位が上昇しエンジンが停止したり、線状降水帯が過ぎ去った後の短時間の大雨で道路が冠水するといった事態が発生しました。
事業所内の仲間と過去の体験談を話し合い、「大丈夫だろう」ではなく「危険かもしれない」という意識を持って、安全最優先の行動をとりましょう。
大雨・台風への具体的な対策については、「自然災害の手引き(台風版)、(大雨版)」をご確認ください。
One Necoトップページ右下にあるBCPポータルからダウンロードできます。
※社内のパソコンからご覧いただいている場合のみ、One Necoのページに遷移します。
2.ハザードマップを確認しましょう
ハザードマップとは、川の氾濫や高潮が発生した場合の被害を想定したマップであり、全国の各地域で作成されています。洪水予測や土砂災害の情報など、避難する際に役に立つ情報が記載されています。下記のサイトから事業所や集配エリアを検索し、災害リスクを確認しておきましょう。
▼周辺地域の災害リスクを確認しよう!
ハザードマップポータルサイト:https://disaportal.gsi.go.jp/
一人ひとりが今日からできる!災害への事前準備
3.身を守るための行動
(1)避難行動判定フローの確認
台風・豪雨などに備えて、ハザードマップと一緒に「避難行動判定フロー」をチェックし、災害時にとるべき行動を事前に確認しておきましょう。
▼もしもに備えてとるべき行動を把握しよう!
避難行動判定フロー:http://www.bousai.go.jp/fusuigai/typhoonworking/pdf/houkoku/campaign.pdf
(2)自宅で被災した際の避難場所・緊急連絡先の確認
災害時の避難場所や集合場所、緊急連絡先について、日頃から家族や知人と話し合っておきましょう。緊急時の消防や警察への連絡は、公衆電話からもかけられます。街中の公衆電話からかける場合は、お金は必要ありません。
(3)備蓄品の準備
家庭でも、食料・飲料・生活必需品などを人数分用意し災害に備えましょう。災害時にすぐ持ち運べるよう「非常用持ち出しバッグ」を用意しておくことも大切です。
備蓄品の例(人数分用意しましょう)
- 飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)
- 食料品 3日分(アルファ米などのご飯、カップ麺、缶詰、ビスケット、チョコレート、乾パンなど)
- 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
- 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
- ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
- 懐中電灯、携帯ラジオ、電池、携帯電話の充電器
- 衣類、下着、毛布、タオル
- トイレットペーパー、ティッシュペーパー・マッチ、ろうそく、カセットコンロ
- 洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ など
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなども用意しておきましょう。
4.e-革新 安否確認システムでの安否報告
震度5強以上の大地震や、大雨特別警報・台風上陸など広域大規模災害時には、ヤマトグループの全社員に対し、セコムe-革新「安否確認システム」より安否確認メールが発報されます。
以下URLよりログインし、メールアドレスが正しく登録されているか確認するとともに、災害時には身の安全を確保した上で安否報告をお願いいたします。
▼非常時に備えて今すぐ登録!
安否確認システム:https://www.e-kakushin.com/login/
まとめ
「防災」の第一歩は、みんなで防災意識を高め協力し合うことです。マニュアルを活用し、事前に準備するものや、やるべきことなどを確認して、被害を最小限にしましょう。
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