【動画公開】ひとつの荷物が届くまでEC荷物編(2022年4月冊子)
2022.04.01
3月号からの新特集「ひとつの荷物が届くまで」では、「荷物」をお預かりしてからお届けするまで、「荷物」がどのように運ばれているのか、そしてそこにかかわる社員の皆さんがどのような想いで働いているのかをご紹介しています。
第2回は、今注目のEC荷物がお客さまに届くまでをご紹介します!
※所属・役職名は、2022年3月時点のものです。
目次
・パターン①SDに直接、集荷に来てもらう!
・パターン②在庫管理から出荷までヤマトにお任せ!
▼荷物が”届く”とき
・パターン①SD・ACが届ける!(宇都宮清原営業所)
・パターン②SDとEAZY CREWが連携して届ける!(等々力営業所&EC上野毛センター)
▼新しいEC荷物の届け方の取り組みをご紹介!
EC荷物がお客さまに届くまでの流れ
お客さまが荷物を“出す”ときと“届く”ときに分けて解説します!

荷物を“出す”とき
お客さまがECの荷物を出すときには、「お客さまご自身で準備したお荷物をヤマトがお預かりするパターン(集荷、受付での荷受け)」と、「在庫からお預かりしヤマトが梱包から出荷まで行うパターン」があります。
パターン①SDに直接、集荷に来てもらう!
SDが直接お客さまのもとへ集荷に伺い、EC荷物をお預かりしています。日頃から利用している宅急便で“なじみのある存在”として、「ヤマトさんに預ければ安心」といううれしいお声もいただいています。

パターン②在庫管理から出荷までヤマトにお任せ!
物流拠点で在庫管理や梱包から出荷まで、すべての業務を代行するを導入しています。2020年6月からは、Yahoo!ショッピングとPayPayモール出店のストアさまに特化したサービスも開始!
①「フルフィルメントサービス」と「ピック&デリバリー」の違い
常にお客さまの商品の在庫をお預かりし続けているフルフィルメントサービスと違い、ピック&デリバリーは、商品の在庫をお客さまの倉庫に保管し、当日出荷分の受注データや対象商品をヤマトが受けるサービスです。
ECフルフィルメントセンターってどんな場所?
ECフルフィルメントセンターではEC荷物の保管をしています!
全国でYahoo!ショッピングやPayPayモールのストアさまに特化したフルフィルメントを行っているのは、ここECフルフィルメントセンターだけ。
約2000に及ぶストアさまから、100万個以上の商材を預かっています。24時間365日稼働で、150人~200人のスタッフが働いています!


センターの運用を担当しているお二人にお話を伺いました!
- EC事業本部 営業戦略部※
久保寺 康博さん 私は日々の受注予測をもとに、スタッフの方々の仕事の割り振りや人員配置といったマネジメントをしています。
多くのストアさんのご期待に沿えるよう、日々試行錯誤を繰り返しています。
メンバーの習熟度も上がっており、大きなセールでも安定した品質で出荷できるようになりました。
センターの作業改善にも日々取り組んでおり、。
私は、派遣社員さんを含む約200人のスタッフと共に働いています。
そのため、「初めての人でも慣れている人と同じような作業ができる環境」を心掛けています。また、常に現場を見て回ることは欠かせません。
- EC事業本部 営業戦略部※
廣田 勝己さん フルフィルメントサービスでは、ストアさまの商品の入庫→検品→受注→ピッキング→検品→梱包→発送という流れで仕事が進みます。私は受注以降の業務全般を担当しています。
15時までの受注は18時までに出し切ることを徹底し、お客さまに最短で商品をお届けすることを常に意識しています。
そのために、スタッフの方が最大限の力を発揮できるよう、仕事量に合わせてスタッフの数を調整するなどスムーズな運営を心掛けています。EC業務に携わり始める以前は、YHCでオリパラの業務を務めておりロジ業務の責任者を務めていました。EC業務に携わった時はスピード感と出荷量に驚きましたが、ロジ業務と共通点もあり楽しんでいます。
お客さまの声
- バブルスター株式会社
プロダクトマネージャー
山田 智大さん 私たちの会社は、健康食品の製造、卸売および販売を行っており、通販事業にフルフィルメントサービスを導入しています。
繁忙期には1万個の商品すべての発送業務を自社社員で行い、それだけで1日が終わってしまうことも。導入後は、在庫管理や出荷・配送などの物流業務の負担が軽減されました。
と感じています。
②大口のお客さまのEC荷物の仕分けはECソートセンターで!
ECソートセンターでは、大口のお客さまのEC荷物の仕分けを行っています。機能は仕分けのみで、在庫管理や梱包などは行っていません。

EC業界の健全な成長に貢献する
EC事業本部
営業戦略部マネージャー※
竹田 洋平さん
フルフィルメントサービスを始めたのは、「」というミッションがあったからです。多くのEC事業者さまは自社でのスピード配送が難しいのが現実です。そこで、物流業務を任せていただくことで、だけでなく、ようになります。
これからも、すべてのEC事業者さまが健全に成長できるサポートをしていきたいと思います。

荷物が“届く”とき
ラストマイルを担う仲間を紹介。
全国各地のお客さまの元へ。
パターン①SD・AC※が届ける!
※AC=アンカーキャスト:午後からの配達を担当する方々
宇都宮清原営業所の皆さん
都市部以外では、SDやACが宅急便と合わせてEC荷物をお届けしています。
今回は栃木主管支店宇都宮清原営業所に取材に伺いました!
SDにお話を伺いました!
- 宇都宮清原営業所 SD
岡本 允文さん ここ宇都宮でもEC荷物が増えていることを実感しています。
担当エリアは農業をされているお客さまが特に多いため、荷物を受け取れる時間帯を農作業に合わせてお届けするよう心掛けています。
非対面配達のサービスは、お客さまが受け取り方をご自身でカスタマイズするため、配達の際は、。これからも「お客さまの前での笑顔は誰にも負けない」をモットーに頑張ります。
配達前に配達場所がかわっていないか必ず確認
非対面であっても、荷物の先のお客さまを想って丁寧に。

POPコンテストで優勝した作品の前で
なんと、
手芸の得意なGOPさんの手作りとのこと。
飛び出すキャラクターが目立っていて、受付全体を明るい雰囲気にしています。
所長・営業マネージャーにお話を伺いました!
- 栃木主管支店 宇都宮清原営業所 所長
森元 裕介さん 宇都宮清原営業所のエリアは工業地帯、農村地帯、住宅街と3つの特色があり、センター全体では、1日200個以上のEC荷物を運んでいます。
Amazonさまやメルカリさまに出品されるお客さまも増えてきました。
お客さまが荷物を受け取る際のニーズは多様化してきていますが、私たちの強みはやはりSDの存在です。
「時間を守る」「指示した場所に確実に荷物を置く」など、。
これからも、接客を含め、お客さまのご要望にいかに応えられるか、試行錯誤していきます。
- 栃木主管支店 営業担当マネージャー※
篠崎 勉さん 現在、栃木にはEAZY CREWはおりませんので、SDやACなど一人ひとりの強みを生かした体制を構築することに課題を感じています。
今後、EC荷物がより増えることが予想される中、お客さまにより快適にヤマトを利用していただくために、。
パターン②SDとEAZY CREWが連携して届ける!(等々力営業所&EC上野毛センター)
会社や立場を飛び越えて話せるのがEC上野毛センター&等々力営業所!SDとEAZY CREWが連携しEC荷物を運んで いる等々力営業所と、同居しているEC上野毛センターの皆さんにお話を伺いました。
担当エリアは住宅地が主で、特に駅周辺は多くの学生が住んでおり、繁忙期には荷物量が180%となることも。
。
ラストマイルを担当するお二人にお話を伺いました!
- 株式会社翔心物流
宮本 龍児さん 約10年間、配送ドライバーとして働いています。
EAZY CREWとしては、ヤマトさんのEC立ち上げ当時から携わってきました。
ここでは、お互いの残荷量を共有して助け合うなど、SDさんとEAZY CREWがまさに“ワンチーム”になって荷物を配達しています。
全幅の信頼関係のもと、「」ということに全員がコミットしています。
お客さまのために思うことなら、遠慮せずに自分の意見を伝えています!
- 南東京主管支店 等々力営業所 グループ長
後藤 純一さん 毎日欠かさないように意識しているのは、EAZY CREWの皆さんとの会話やコミュニケーションです。
、「EAZY CREWだから」というような壁は元から考えていません。
一日の終わりに全員で荷物を届け切ったときはなんとも言えない達成感があります。
マネージャー・所長にお話を伺いました!
- EC事業本部 ネットワーク戦略部 エリア統括マネージャー※
野中 洋士さん EAZY CREWのネットワークを構築するにあたり、複数社のパートナー事業者さまにご協力いただいており、翔心物流さまは、EC事業の過渡期からお世話になっています。
日々感じるのは、。
当時から日々のコミュニケーションを取り続けていたことが、現在の信頼関係につながっているのだと思います。
- 南東京主管支店 等々力営業所 所長
寺本 秀一さん 現場で最も大切にしているのは「」。
お互いの残荷量を共有したり、繁忙期に協力し合ったりなど、これまでの現場での試行錯誤の結果です。
SDもEAZY CREWも自分たちで考え実行することが、仕事の楽しさにもつながっているのだと思っています。
③EAZY CREW向けの配達アプリで配達業務を効率化!(CDA)
EZCRはCDA(EAZY CREW Driver’s App)をスマートフォンにインストールし業務が可能!プリンターも不要です。
④ポータルシステムでデジタル管理!
1.CMS(EAZY CREW Management System)
拠点の管理者がポータル上でEZCRの交番や荷物の配達状況を確認できるシステム。
2.ECP(EAZY CREW PARTY)
EZCR事業者の福利厚生やサポート機能を提供。
CMSとECPが連携し契約などもデジタル化。今までアナログで行われていた精算書処理などを効率化しています。
※CDAやECPは事業者の皆さんの声を聞いて開発し、改修もスピーディーに行われています!
⑤ベースから直接お客さまに届ける?!
2020年度の業績表彰で社長賞を受賞した、羽田クロノゲートベースから直接EAZY CREWが出庫する取り組みは、現在その他のベースなどにも広がっています。
⑥EAZYパックで仕分け業務の効率UP!
EC荷物専用の仕分けコードを使用し着ベースでEC荷物を一般の宅急便と別に分け、営業所へ送り込む際に、BOXをEC商品のみにすることで到着店での仕分け作業も効率化しています。
新しいEC荷物の届け方の取り組みをご紹介!
→地元のパートナー事業者さまと協力してEC荷物をお届け!
聖宏ジャパン合同会社の皆さん
昨今、ベースから直接、パートナー事業者さまの拠点に荷物を横持ちし、回送まで担っていただく取り組みを行っています!
今回は多摩主管支店管下でこの取り組みにご協力いただいているパートナー事業者さまである聖宏ジャパン合同会社さまにお話を伺いました。
- 聖宏ジャパン合同会社 会長
竹津 聖一さん
聖宏ジャパン合同会社 社長
山岸 隆明さん 2015年創業以来、私たちは「多摩地域で最もお客さまを大切にする宅配会社」として事業活動を行ってきました。
2020年11月からヤマトさんのEC荷物を運んでいます。まだまだヤマトさんの品質には届いていないのが現状ですが、EAZY CREWがSDさんと接する機会も多くなったことで、。
今後も同じラストマイルを担う仲間として、お客さまに荷物を届けていきます。
EAZY CREWの古賀さんに伺いました!
- 聖宏ジャパン合同会社
古賀 雅也さん 荷物は常に丁寧に運ぶことを強く意識しています。
お客さまの前での笑顔は誰にも負けません。
。
「ギフトは必ず指定日にお届けする」という強い意思を持つ聖宏ジャパン合同会社の竹津会長。なぜギフトに強いこだわりがあるのでしょうか。がありました。
竹津会長が会社を創業した当時、拠点探しに苦労していました。
そんな中、毎年匿名でプレゼントを送っていた、ある養護施設にその年は名前と電話番号が記載された状態で配送されるという思わぬハプニングが。その後、養護施設の子どもたちからお礼のお手紙が届きました。
竹津会長はその手紙を励みに拠点を根気強く探していました。
ある日です。
養護施設に向かう道に昨日までなかったはずの空き地がありました。
滅多に空き地がない国分寺にとっては「奇跡」でした。
それからとんとん拍子に事が進み、無事に拠点を立ち上げました。ギフトにこだわる竹津社長。
一丸となって届けよう!
- EC事業本部 ネットワーク戦略部 エリア統括マネージャー※
横井 修さん EC荷物が増える中、地元の運送事業者さまにEAZY CREWのパートナーとして協力いただけることは大変心強いです。
現在、多摩主管支店管下では、営業所からではなく運送事業者さまの8拠点からEAZY CREWが出庫する仕組みを取り入れています。
ラストマイルを担い、お客さまへ価値提供する同じ仲間として、。
まだまだ課題は山積みですが、一つ一つ解決を目指しながら、お客さまに貢献していきたいです。
まとめコメント
- EC事業本部 ネットワーク戦略部 部長※
岩渕 潤平さん この10年で3倍にも成長したEC市場に対し、。
今後も多くのお客さまに喜んでいただけるよう、パートナー事業者さまと連携し、新しい取り組みを創造していきますのでご期待ください!
新しい出店方式にチャレンジしていきますので、随時ご紹介します!
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