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「人に求められる存在になりたい」その気持ちが原動力に。小川営業所所長 風見明子さん(前編)

2022.06.28

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ヤマトで働く業務役職者は一体、どんな想いで、どんなことを考え、どんな働き方をしているのでしょうか?

そして、キャリアアップを実現して活躍している女性とは、どんな人なのでしょうか…?

 

今回は、パート社員で入社し、現在は業務役職者として営業所をまとめている東松山主管支店 小川営業所 所長 風見 明子さんにインタビューをし、リアルな働く姿に迫ります!

 

プロフィール

東松山主管支店 小川営業所 所長

風見 明子さん

1999年:事務営業担当としてパート入社

2017年:業務役職者登用

 

母の後ろ姿を見て入社を決意。やりがいある仕事に、自分の存在意義を見出すように。

インタビュアー

ヤマトに入社されたきっかけは、何だったんですか?

風見所長

もともと、母がヤマト運輸でキャリア社員として働いていて、その姿を見てきたんです。全国各地で働く仲間がいてつながれること、お客さまからの「ありがとう」「お願いしますね」と頼られることが嬉しくて、19歳でGOPとしてパート入社しました。

インタビュアー

パート社員からキャリア社員に昇格するまでにはどんなエピソードが

風見所長

当時は営業所で経理を担当していたのですが、主管支店で新たに事務管理センターが設立され、そこに経理業務が集約されることになり、営業所から異動。その立ち上げに携わる中で、キャリア社員に登用されました。やりがいのある仕事ができ、自分の存在意義を仕事の中に見出すようになりましたね。

周囲と母の協力で子育てと仕事を両立

 

インタビュアー

そんな中での産休・育休どのようなお気持ちでしたか

風見所長

正直、長く休むことで「会社に自分の居場所がなくなるのでは…」と不安を感じていました。しかし復帰した後も職場は大きく変わっていませんでしたし、周囲の理解と母の心強い協力を得て、子育てと仕事を両立させることができました

インタビュアー

お母さまの存在は心強いですね!

 

風見所長

当時、私よりも母の方が苦労していたかも(笑)。「孫を迎えに行く」って、「子どもを迎えに行く」よりも周囲から理解されづらいと思うんです。それでも、母はいつも支えてくれました。私がキャリアアップを目指すと、その度に「嬉しい」と喜んでくれる母の姿は、私の心の支えでもありました

インタビュアー

素敵なお母さまですね…!マネージ社員を目指そうと思ったきっかけは

風見所長

きっかけは、夫との離婚です。シングルマザーとして、「ひとりで娘を育てなければ」と肩に力が入ってしまっていました。そして、「人に求められる存在でなくては自分の存在意義がなくなる」という不安が生まれ始めたんです。

インタビュアー

それで、「マネージ社員になろう」と決断?

風見所長

いえ。そんな不安や焦りはあっても、実は「マネージ社員」になることを考えたことはなかったんです。当時 、事務管理センターのキャリア社員がマネージ社員になるのは非常にハードルが高くて…。そんなとき、信頼していたグループ長からマネージ社員登用試験を受けてみなよ」と背中を押されて挑戦してみることにしたんです。

ヤマト人生初の「逃げ」も自分の糧に

 

インタビュアー

なるほど。娘さんの存在と、周囲の方の後押しが大きな原動力になったのですね。実際にマネージ社員になってからはどうでしたか?

風見所長

晴れてマネージ社員になり、まず主管内のひとつのエリアを任されました。しかしここで大きな挫折を味わうことになったんです。

インタビュアー

挫折!何があったんですか?

風見所長

本来、私は自分で仕事を見つけていかなければならない立場でした。でも、当時の私は「任された仕事をやればいいんだ」と勘違いしてしまっていたんです。ちょっと浮かれていたのかも。

その勘違いを見抜かれたせいか、当時の上司との関係性が悪化。仕事に行くのも辛くなってしまっていました。

インタビュアー

仕事に行くのが辛いほど…。どうやって立ち直ったんですか

風見所長

当時の主管の営業課長や、ほかのエリアを担当していた女性社員にも相談していたのですが、結果として職場を異動することになりました。あれは、今振り返ってもヤマト人生、最初で最後の逃げた瞬間ですね…。でも今は、その経験があったからこそ、今の自分があると感じています。

 

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