ゆとりある老後生活をすごすために。退職手当金の基本の「き」
2022.01.28
マネージ社員(正社員)の皆さん、2021年10月から11月にかけて実施いただいた退職手当金制度の手続きを覚えていますか?
実はあの後、「難しくてよくわからない…」「やってみたけど合っているのかな」などの疑問や不安のお声を多数いただきましたので、皆さんから多く寄せられた質問を中心に、退職手当金制度の基本を解説していきます!
退職手当金制度の手続き詳細は「誕生日が1961年11月2日以降のマネージ社員(正社員)の方は必ず確認!【動画】」をチェック!
年金だけでは最低限の生活もできないのが現状…
。この金額は、65歳以上の夫婦のみの無職世帯での公的年金を含めた実収入平均金額です。
これでは最低限必要な生活費にあたる約25.5万円をまかなうのが手一杯で、ゆとりある生活費約36万円には全く届かないのが現実です…。
さらに、少子高齢化によってあらゆる公的給付額が減る傾向のなか、大きな収入源であるこの年金水準が維持される保証はありません。
生活費、交際費、自己投資費、そして将来の親の介護や子どもの進学。何かと出費がかさむなかでも、です!

退職手当金の基本のき
- コーポレート部門人事部 人事業務課
海出 勇気さん よくある3つの疑問に詳しくお答えします!
Q1.そもそも退職手当金って?
A1.退職手当金は、から成り立ちます。
ヤマトグループの退職手当金制度は、「老後により豊かな生活を送っていただくこと」を目的として、制度運営が行われています。新しい退職手当金制度は、「一時金部分」と「確定拠出年金部分(以下DC部分)」に分けられます。
給与とは別に、それぞれの基本給等を基に計算した額を会社が積み立て、会社業績と社員本人の運用結果に基づく利息が付与され、退職するときにその結果をもらえる仕組みです。
Q2.ライフプラン年金制度と何が違うの?
A2.ライフプラン年金の掛金は。退職手当金は天引きではなく、。
ライフプラン年金制度は、社員の皆さんが選択したコースに従い、給与明細に載っている「基本給」または「職務給」の一部をDC口座に積み立てる制度のこと。そのため、給与の受け取り額も変わります。
退職手当金DC部分は積み立て額の計算に「基本給」または「職務給」を使用しているだけで、給与とは別に積み立てる制度になります。
ただし、どちらも同じDC口座に入ってくるお金であり、資産運用はまとめて行うことになりますのでご注意ください!
Q3.私に合った運用方法は?何から始めればいいの?
A3.「資産をふやす」意識を持ちつつ、まずは商品を見直してみましょう。
退職手当金DC部分における目標とする利回り(想定利回り)も1.5%となっているように、資産運用においては「資産をふやす」意識を持つことが重要です。しかし、運用期間(60歳までの期間)の長さは年代ごとに異なるため、選択する商品のバランスを都度見直すこともポイントになります。
年代別資産バランスの見直し
セカンドライフまで40年!「20歳代」
〈20歳代参考ポートフォリオ〉
運用期間の長さを味方に資産をふやすことを意識しましょう
セカンドライフまで長い時間があるため、株式の比率を高くして積極的な運用を検討してみましょう。
株式は債券と比べると一般的にリスクもリターンも大きいですが、仮に短期的に運用状況が悪化しても、長期で保有してその回復を待つこともできます。国内株式を中心とし、外国株式にも目を向けてみましょう。
セカンドライフまで20~30年!「30歳代~40歳代」
〈30~40代参考ポートフォリオ〉
足りない資産を把握し、資産のバランスを考えましょう
教育費や住宅購入費などライフイベント費用がかさむため、毎月の支出額をしっかりと確保したうえでセカンドライフの準備を。
足りない資産をしっかり把握し、資産のふやし方を考えることが大切です。全体の株式の保有率を下げるなどの対応をしながら、攻めと守りのバランスを考えて効率的にお金を増やしましょう。
セカンドライフまで10年!「50歳代」
〈30~40代参考ポートフォリオ〉
増やすことよりも減らさない利用方法を考えましょう
退職時期を60歳代とすると、時間が限られリスク許容度は低くなります。
「リスクは怖いのでとりあえず元本確保型で」という方もいますが、昨今の低金利では元本確保型で運用益を見込むことは難しいばかりか、インフレ局面では価値が目減りします。
債券の比率を上げて、安定性重視の運用にシフトしていきましょう。
※退職手当金DC部分は、2021年10月に始まったばかりで実績はまだこれからのため、今回はライフプラン年金制度の運用例を紹介しています。
実践者の声
こまめに確認したいタイプ【30代】
- 積み立て期間:10年
年齢:30歳
DC口座確認頻度:1~2週間に1回
資産:そこそこ増やしたい
これまでの積み立て額:140万円
利息を足した実際の積み立て額:170万円(+30万円)
※運用利回り平均4.4% そんなに株価などの動きに詳しいわけではなく、どこかのセミナーで聞いた「100-年齢の比率は増やせる資産に回しなさい」という言葉を頼りに、70~80%程変動の大きい株式、残り20~30%を変動の少ない債券や定期預金に振り分けていました。
コロナ禍で、変動の大きい株式部分が下がりましたが、徐々に回復しプラスになったタイミングでその一部を定期預金に移すことに。少しずつではありますが資産を増やすことができました。
市場に任せるタイプ【40代】
- 積み立て期間:15年
年齢:45歳
DC口座確認頻度:1年に数回
資産:増やしたい
これまでの積み立て額:430万円
利息を足した実際の積み立て額:570万円(+140万円)
※運用利回り平均9.7% 日本経済が調子悪くても、世界経済全体的には成長を続けるだろうと考えて、外国株式インデックスに50%、新興国株式インデックスファンドに40%を振り分けています。残りの10%については、不動産業は安定して収入が上がるイメージを持っていたのでREITに振り分けています。
積み立てを始めた当初はマイナスでしたが、今は時代が良くなったのかプラスとなっていてうれしいです。このまま世界経済の成長に任せて、定年退職するころに大きくプラスになってくれたらいいなと思っています。
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