ネコマークが空を飛ぶまで Vol.1 改修作業を公開!
2023.06.21
安定的な輸送力の確保やサービス品質の維持・向上を図るため、ヤマトグループが機体を導入し、JALグループが運航を担うフレイター(貨物専用の航空機)。2024年4月の羽田・成田空港ー新千歳・北九州・那覇空港間での運航開始に向け、準備が着々と進んでいます。
YAMATO NEWS webでは「ヤマトの飛行機」が飛ぶまでの準備のようすを定期的に公開します。
今回は第一弾として、購入後の機体がヨーロッパからシンガポールに運ばれ、改修が開始されるまでをご紹介します。
2022年3月の社長メッセージ「フレイター就航」はこちら


貨物航空輸送オペレーション設計担当
鈴木達也執行役員より
当社は豊かな社会の実現に貢献するため、持続可能で強靭な物流ネットワークの構築に向けて、フレイター(貨物専用の航空機)を導入します。来年4月からの定期就航に向けて、順調に準備が進んでいます。
導入する機体は、今まで旅客機として使用されていた3機の航空機をフレイターへ改修します。現在は、3機の内1機目をシンガポールにて改修中。約4カ月間にもおよぶ改修工程を経て、今年(2023年)の10月末頃には日本に到着する予定です。
そして、長距離の幹線輸送手段の1つとしてだけではなく、営業の強みとなりうるような輸送手段・新サービスの開発を目指します。
是非、皆さまのご支援をよろしくお願いします。
機体と運航予定について
使用機種:エアバスA321ceo P2F型機(旅客型機(中古機)を貨物専用機に改修)
導入機体数:3機
最大搭載重量:28t/機(10t車約5~6台分)
搭載コンテナ:AAYコンテナ(メインデッキ)14台/AKHコンテナ(ロワーデッキ)10台
運航会社:スプリング・ジャパン株式会社 (JAL連結子会社)
運航地点:3機すべてが稼働した後は、以下の4路線にて、合計21便/日を計画しています。
(1) 東京(成田/羽田)=北九州
(2) 東京(成田/羽田)=札幌(新千歳)
(3) 東京(成田)-沖縄(那覇)
(4) 沖縄(那覇)-北九州
※当計画は関係官庁の認可取得を前提としています。
運航時期:2024年4月運航開始予定

機体改修のため1機目がヨーロッパからシンガポールに移動
購入後の機体は、登録地などの関係から、ヨーロッパにて保管されています。そのうちの1機が改修のため、2023年5月にスペインからシンガポールに移動しました。残りの2機は現在フランスにて保管されています。

テルエル(スペイン)で保管中の機体
旅客機として使われていたため、機内は客席が残っています(2023年3月撮影)
シンガポール移動後の機体
改修スタート!
シンガポールに移動後、まずは機内改修のため、格納庫に機体を入れ、客席の撤去などが行われました。その後、機体そのものの改修をスタート。6月8日には機材で機体に直接30㎝ほど小型チェーンソーで切り込みを入れる「カッティングセレモニー」が実施されました。
格納庫に機体が格納されました
機体の客席が撤去され、内部の配線が見える状態に
メインデッキ内での作業(5月25日)
機体(前方ドア付近)をカットする様子(5月27日)
カッティングセレモニー
扉を取り外す様子
左前方の扉付近での作業(5月27日)
機体の上での作業(6月14日)
YAMATO Group is grateful to EFW Elbe Flugzeugwerke GmbH for granting copy rights and distribution rights for EFW P2F images and video material.(See also www.efw.aero)
今後の予定
8月から機体のペイントを開始し、10月中旬にはネコマークがペイントされた機体をお披露目します。その後、10月末には機体が日本へ移動します。
今後も最新情報をYAMATONEWSwebで紹介しますのでお楽しみに!
コンテンツから探す
冊子
シゴト
ニュース
福利厚生
プレゼント・投稿
コンテンツから探す
冊子
シゴト
ニュース
福利厚生
プレゼント・投稿
冊子



