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【クール宅急便】暑い夏に向け、あらためて品質への意識を高めましょう!

2023.07.05

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これから夏を迎え気温が高くなる時期、クール宅急便の取り扱いには注意が必要です。
クール宅急便は、集荷から配達まで温度管理を行い、その対価としてお客様より付加料金をいただいています。社員の皆さん一人ひとりが品質を維持できるように意識を高めていきましょう。

 

 

インフラとしてのクール宅急便

クール宅急便は、昨今のコロナ禍や共働き世帯の増加などが重なり、食のEC化が進んだことで取り扱い個数が伸びています。「食」に関連する社会的インフラとして世の中から大きな需要がある商品となっています。

 

【クール宅急便の取り扱い個数】

※ヤマト運輸経営情報より

 

クール宅急便の取り扱いで温度不良が発生すると、食品が傷んで食べることが出来なくなるなど、お客さまからの信頼を失ってしまいます。

 

荷物を取り扱う一人ひとりがクール宅急便の運用ルールを守ることで品質を維持して、お客さまからの信頼を守っていきましょう。

 

 

クール宅急便を取り扱う際のポイント

1.事前準備におけるポイント

・クール機材、設備の確認
配備数に不足がないか、また配備しているクール機材に破損や汚損がないか営業所長が、週に一度を目安として定期的に確認を行います。

 

破損などによって不足が発生している場合は、社内購買サイトから発注可能です。

社内購買サイト(たのめーるプラス)へのOneNecoリンク

※上記「社内購買サイト」のリンクは会社用パソコンからのみ閲覧可能です。

 

・清掃の実施

食品を多く取り扱うクール宅急便では、衛生管理が必要です。

クール機材や車載キャビネット、クール設備の清掃を行いましょう。

 

 

2.仕分け(530仕分け)におけるポイント
コールドボックス1本を「5」分以内に仕分け、荷物は連続して「30」秒以上外気に触れさせないようにします。

 

参考として、クール宅急便用集配作業マニュアルに記載されている到着仕分け時のNG事例を紹介します。

(1)常温台車の使用

クールコンテナに積み込むと入りきらないため、近くにある常温台車に仮置きしてしまう。30秒以内に車両への積み込みが難しいため、運用ルール逸脱に繋がるリスクが高まります。

(2)地面への直置き

仕分け時に、指定日等の別取りを行う必要があるものが出てきた際に足元の地面に直置きしてしまう。30秒以上超過するリスクも高く 、食品を多く扱っているため地面に直置きするのは NGです。

(3)クールコンテナからのあふれ

一定のコースに多くの荷物が到着してしまい、クールコンテナからあふれてしまう 。クールコンテナの意味(保冷)をなさないため 、あふれる前に別のクールコンテナに入れましょう。

 

 

3.集配におけるポイント 
コールドバッグ・コールドシート等のクール機材を軒先まで使用します。

 

 

  【コールドバック】         【クールコンテナ】         【コールドシート】

※断熱材や温度計が設置されている機材がクールコンテナです。


(1)配達時のフロー
 営業所から駐車ポイント
①集配車両による稼働の場合   
 ・駐車ポイントまで、車載キャビネットに積載し、温度管理を行います。
 ・車載キャビネットに載せられない場合、クールコンテナ(温度計付)を使用し定期的な温度確認を行います。

②台車・スリーターによる稼働の場合
 ・駐車ポイントまで、クールコンテナ(温度計付)に積載し、温度管理を行います。 

 

(2)駐車ポイントから軒先(お客さま)
  ・コールドバッグに入れ替えて、軒先(お客さま)にお届けします。
  ・荷物が長いなど、コールドバッグに入らない場合は、コールドシートを使用します。

※ドライアイスが欠品し、蓄冷剤のみで集配を行う場合の投入量の目安はクール宅急便用集配作業マニュアルの32ぺージを参照ください。

 

 

 

(3)午後以降に配達するクール宅急便について

 ・午後以降に配達するクール宅急便は朝から持ち出しせず、午前中は営業所に備え付けの冷蔵庫・冷凍庫で保管して、午後(夜間配達の場合は夕方)から持ち出しを行ってください。温度不良の発生防止につながります。

(14時以降の時間指定を朝から持ち出す場合は、PPにメッセージが表示されます。)

 

 

 

 

クール宅急便集配作業の詳細な内容については以下のマニュアルを参照してください。

クール宅急便用集配作業マニュアル(会社用パソコンのみで閲覧可能です)

 

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