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【ご注意ください!】花火は火薬類のため「宅急便」でお預かりできません!

2023.05.29

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これから夏が来て、旅行先・帰省先などで花火を楽しみたいという方が増えると思われます。

その際に衣類などと一緒に、花火を荷物に入れて宅急便で発送しようとするお客さまがいらっしゃいます。

 

しかし花火は火薬類のため、陸送・海上輸送・航空輸送すべての輸送モードにおいて宅急便でお預かりすることができません。

(宅急便約款 第六条7項で定められています。)

 

もしも輸送中に爆発事故が発生した場合、莫大な損害賠償や信用失墜につながります。また、お客さま自身が損害賠償請求を受ける可能性も有ります。

 

必要に応じて開披検査をするなどして、花火が入ったお荷物をお預かりしないよう注意しましょう。

 

 

 

お客さまに「花火が入っていませんか?」と具体的な品名で確認をしてください!

 

お客さまは花火が危険物と認識していないため「危険物が入っていませんか?」と聞かれても「入っていない」と回答してしまいます。お届け先と品名を確認して、「花火は入っていませんか?」と具体的に伺ってください。

 

花火の混入が考えられる場合や、本人が梱包していないなど、荷物の中身が明確でない場合は、お客さまの同意を得て開披検査を実施してください。

 

「お届け先」と「品名」を必ず確認!

下記の内容が「お届け先」と「品名」に書かれていたら要注意です!

 

宅急便から花火が発見された事案の傾向

【発生時期】

 7月~9月、または12月に発生。土日祝日、その前日に発送されています。

【荷受け場所】

 集荷7割:営業所持込み3割

【お届け先】

 全体の7割が沖縄向け(2019年~2021年実績より)

【商品種別】

 常温宅急便の中に混入していることが多いです。

しかし昨今ではスパークリングキャンドル(火をつけると火花が飛び散るタイプのろうそく)ケーキに同梱されクール宅急便で輸送される事案も発生しています。

クール宅急便についても花火が入っていないか確認してください。
【荷姿】

 100サイズ以上の大きさのダンボール、スーツケースに混入されることが多いです。

 

【トピック】今期の傾向と予測

【1】旅行、レジャーの増加

2023年は旅行やレジャーに行く方が昨年よりも大幅に増えることが予想されています。旅行先や帰省先で楽しむため、花火を宅急便で運びたいと考えるお客さまが昨年より増えると思われます。荷受けの際にはご注意ください。

【2】発煙筒にも注意

発煙筒(はつえんとう)は、火薬を用いて点火し、大量の煙を吹き上げる器具です。(非常信号灯と表記されることもあります。)花火と同様に宅急便ではお預かりできません。今期、発煙筒をお預かりする事案が複数発生していますので、ご注意ください。

 

 

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