各主管支店の取り組みから学ぶ!現場でできる防災対策
2023.04.26
YAMATO NEWS 5月号では、豪雨や洪水などの自然災害時に社員の命と社会的インフラを守るため、各地域で行っている防災対策や災害発生時の社内連携フローなどを紹介しました。
ここでは紙面に掲載しきれなかった、各主管支店の取り組みをご紹介します。
【フォークリフトの保全訓練】
水害の危険性がある場合、車両は高台に退避させますが、フォークリストは退避が難しいケースがあります。愛媛主管支店では、退避が難しいフォークリフトを保全するためさせる訓練をしています。
訓練ではフォークリフトを包み込める大きさのブルーシートとロープを用意し、作業の練習をします。


ブルーシートの端を持って包み込みます。

端と端を結びます。

仕上げにロープでブルーシートがはずれないように結びます。

完了です。
【注意事項】
★退避場所は、構内で一番高い場所を選んで決めておき、作業もそこで行います。
★作業を安全に行うために、広いスペースを確保して実施します。
★
訓練の動画もご覧ください!(過去掲載記事)
【車両退避の訓練】
関西地域では、2022年に管下の全主管支店をつないだ防災訓練を実施しました。そのうち各地域の浸水リスクのある営業所では車両の退避訓練を行いました。
実際にに参加した、阪神主管支店の営業所長2名に訓練のようすを伺いました。
六甲アイランド営業所 所長 尾崎 松次さん
- インタビュアー
どのような訓練をしたのですか。
- 尾崎さん
車両の退避場所を決めておき、営業所の一部の車両を実際にその場所に移動させました。
- インタビュアー
訓練をして気付いたことはありましたか。
- 尾崎さん
頭では理解しているつもりでしたが、災害が発生したらスムーズに動けないと思います。
訓練だからと気を緩めず、真剣に取り組む必要があると感じました。
- インタビュアー
六甲アイランド営業所は、浸水リスクが高いと伺いました。日頃から、心掛けていることを教えてください。
- 尾崎さん
雨天時や悪天候時には潮汐表や雨雲レーダーなどを確認し、止水板などを準備します。
六甲アイランド営業所は2018年9月に台風に伴う高潮の被害を受けました。その経験から、早めの指示や現場に居るからこそできる思い切った判断をするように心がけています。
西宮鳴尾営業所 所長 中井 武さん
- インタビュアー
訓練を行うにあたり、特別意識したことや工夫したことがあれば教えてください。
- 中井さん
通常の集配業務があるなかで訓練を行うため、訓練の前から社員全員に伝達し、避難場所を確認させました。
訓練当日は集配に影響が出ないように、安全指導長にもご協力いただきました。
- インタビュアー
訓練から得られた気づきがあれば教えてください。
- 中井さん
西宮鳴尾営業所は過去に台風で水没しましたが、その際は、あっという間に水位があがってきた経験をしています。過去の経験から危機感をもって取り組むことができ、比較的にスムーズに行動できたと感じました。今後も予報などを活用し、事前に準備できることはすぐ実行にうつすことで社員の命を守っていきます。また、集配車両はロジセンターに移動させることにしました。
- インタビュアー
最後に、全国の社員へメッセージをお願いします!
- 中井さん
社員の命が第一です。命に関わる事態を招いてから後悔するのではなく、いかに手前で対処できるかを考え、備えることが大切です。
高台に車両退避したときのようす

関西統括のその他の取り組み
以前は、社員全員のヘルメットを1か所にまとめて保管していました。
訓練を通じ、災害時に全員がその場所に取りに行くことが難しいと実感。各自の机の下に置くことにしました。
【自治体との取り組み】
愛媛主管支店は。
市役所と連携し、避難場所や避難人数、輸送拠点をシュミレーション。災害時にスムーズに動けるように備えています。
2022年6月の災害対応訓練のようす
災害が発生し、30人規模の避難所を設営する想定で訓練しました。
3日分の物資を備蓄品倉庫から運び出し、市の車両に積載しました。
倉庫から物資を車両へ積み込む
丸ノ内営業所で物資の数量を確認
物資の仕分け、保管に使用するロールボックスパレットの組み立てを実演
ロールボックスパレットを活用し、「重要度別保管レイアウト」を実践
参加者が支援物資を積載する際の積み付け方を習得し、災害時に率先して行動できるようになることを目的として訓練しました。
自治体とは協定を結んで終わりにせず、実際の災害を想定した訓練を重ねることで、災害時のスムーズな連携と対応が可能になります。
コンテンツから探す
冊子
シゴト
ニュース
福利厚生
プレゼント・投稿
コンテンツから探す
冊子
シゴト
ニュース
福利厚生
プレゼント・投稿
冊子



