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全員参加のカイゼンでベース作業がより安全で効率的に!

2022.06.28

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「改善」が悪い状態をよくすることなのに対し、カタカナの「カイゼン」は良い環境をさらに良くすることです。

全国のベースでは、この終わりのない「カイゼン」に取り組んでいます

 

\今回は!/横浜ベースの皆さんにお話を聞いてきました!!

全国のベースでは、今まで経験や勘に頼っていた業務を定義化、見える化し、ルールや基準を作りながら、日々現場のカイゼンを進めています

「横浜ベース」ではどのような活動をしているのか、カイゼンのヒントを伺いました!

 

カイゼンのポイント! 

 

もともと、ベースにはこんな課題が…

 

  • このベースで対応できる荷物の量がわからない
  • どれくらいのスピードで仕事をすればいいんだろう?

 

そこで、横浜ベースでは以下2点のポイントをカイゼンの軸にしています。

 

【ポイント①】 各工程にかかる時間を見える化

作業手順書を作ることで、一つひとつの作業にどれだけの時間がかかるかの基準を決めました。

 

【ポイント②】 計画を立てて、毎日を振り返る!

1時間ごとの業務量や配置人数などの数値に基づいて一日の計画を作る→実行して振り返る→カイゼンする」というサイクルを日々行っています。

 

【カイゼン①】 ベルトコンベアでの作業を効率化! 

適切なライン投入タイミングを見える化

ベルトコンベアのスピードと標準工数(荷物1個を投入するのにかかる秒数)に合わせた間隔で線(タクト線)を引くことで、一定のペースで荷物を投入できるように!後工程でのエラーも減り、ライン能力を最大化できました。

 

≪カイゼン結果≫

  • 投入作業の生産性が大きく改善! 715個/人時→850個/人時
  • エラーによる再投入が減り、最大約30分削減!!

 

ボックスの配置を変えて無駄な時間をカット

ボックスの位置をベルトコンベアの近くに変更。通路の位置を変え、空になったボックスと荷入ボックスの入れ替え時間のロスを削減しました。

 

 

カイゼンリーダー 市村さんと田中さんからのコメント

統括グループ長 市村 覚さん

 

今回のカイゼンで、計画した量の荷物を仕分けできるようになりました。日頃から、カイゼンできるポイントを見逃さないように、一緒に働く方々の意見を積極的に聞いています。もちろんすべてをカイゼンできるわけではありませんが、現場で感じた課題をどうカイゼンするか、みんなで考えることが大切です!

サブグループ長 田中 大貴さん

今回のカイゼンで作業手順書や基準ができたことで、新しい人が入ったときにもスムーズに仕事を覚えてもらえるようになりました!また、一人ひとりの意識や作業効率にも変化が出て、カイゼンの効果を実感しています。

常に意識していることは、「安全な職場」であること。作業手順書や基準は誰でも安全に作業ができる環境にもつながったと思います。    

【カイゼン②】 クール仕分け室での作業を誰でも安全に!

クール宅急便の温度管理を標準化

荷物の量や季節などによって細かい調整が必要なクール宅急便の温度管理。以前は個人のスキルに頼っていて、限られた人しかできませんでしたが、マニュアルを作ることでベテラン社員以外も温度管理ができるようになりました

 

 

コールドボックスの運搬を安全に

300~500キロもの重さがあるコールドボックス。全員が安全に運べるよう、何度も「運搬方法」の教育とテストを行いました。

 

カイゼンリーダー 渡邊さんからのコメント

クールグループ長 渡邊 由佳さん

従来の温度管理は、ベテランの経験や勘に頼った職人技でした。しかし、人員不足などの影響を考え、誰でもできるようにすることが必要だと感じたことが、カイゼンのきっかけです。現在は、「安全」「2S」を意識し、月チームミーティングを行っています。このように全員が気付きを発信・共有し、カイゼンに取り組んでいるからこそ、正確な温度管理と安全を実現できていると思います!これからも、根気強く頑張っていきます!!

【カイゼン③】 誰もが働きやすい職場へカイゼン! 

障がい者の方の仕事の幅を広げる

今まで一部の作業だけをお願いしていた障がいのある方もスキルアップ。複数の業務をお願いできるよう、マンツーマン指導を行いました。

日勤アルバイト労災ゼロを実現

ボックス運搬時の事故を減らすため、定期的に構内放送で呼びかけを行いました。

 

カイゼンリーダー 加賀さんからのコメント

日勤グループ長 加賀 健之さん

業務内容を教えるときは、相手の視点に立って一人ひとりと向き合うことを意識しています。この考えは先輩たちから教わりました。私は、この教えを10ではなく、11、12にして後輩につないでいくべきだと強く感じています。皆さんに仕事を楽しいと思ってもらえるよう、今後もカイゼン活動を進めていきます!    

 

 

 

 

カイゼン推進リーダー 岩澤さんからのコメント

現場一体となってPDCAを回しカイゼン中!

カイゼン推進リーダー 岩澤 悠久さん

 

ベースの標準化に向けた取り組みでは、作業を定量的にとらえ、効率化を図るための基準になるモノサシを作り、業務効率化を目指しています。自分に任せられている業務だけでなく、さまざまな情報から、そこに潜む課題をみんなで出し合うことが大切作業手順や動線の見直しに現場一丸となって取り組んでいます!    

ベース長に聞きました!!

何よりも、現場の想いが大切!

横浜ベース店 ベース長

中邨 竜太さん

 

 現場でのカイゼンの主役は社員です。現場で働く皆さんが仕事やカイゼンにやりがいを感じ、モチベーション高く取り組めるよう、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

 すべての土台となっているのは「社員の声」です。横浜ベースで働く皆さんの声をどう生かすかが私自身の役割だと思っています。女性専用休憩室やウォーターサーバーの設置などは社員から寄せられた改善項目から実現されました。社員のモチベーションを第一に考えた先に「標準化」が生まれるのではないでしょうか。今後も社員の皆さんが働きやすさを実感できるよう、カイゼン活動を進めていきます。    

社員から集めた声を、「働く環境のカイゼン」につなげました!たとえば…

休憩室も綺麗にして、ウォーターサーバーも設置しました。

女性専用休憩スペースも作りました

横浜主管支店長
本橋 秀己さん

カイゼン活動を通じて、ベースのメンバーの視野が広がり明るい雰囲気になりました。お客さまや次の工程のことを考えて仕事ができていると思います。今後もどんどん新しいことにチャレンジしてみてください!

横浜ベースの皆さん

横浜ベースの皆さんの集合写真です。

 

夜勤グループ長の皆さんもご紹介します。

右から
グループ長 若林 美佐夫さん、グループ長 桑原 知将さん、統括グループ長 加藤 久典さん、グループ長 戸田 義彦さん、グループ長 藤井 正大さん


「次工程のセンターに荷物をつなぐ」俺たちがやらずに誰がやる!!

日々、業務量を到着見える化システムにより把握し、業務量の変動には標準作業に基づき対応しています。 

 

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