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配達個数の傾向が見られる!知っていますか?エリアマネジメントシステム(AMS)の便利な機能

2023.06.28

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AMS(エリアマネジメントシステム)とは?

営業所の担当地域の地図画面に、集配区域や積込位置、配達個数の実績などを重ねて確認できるシステムです。Bizの「情報システム」からアクセスできます。

 

AMSは営業所や主管支店のさまざまな業務に活用できますが、この記事では積込位置の設定を見直す方法に絞って紹介します。

 

営業所で、こんなお悩みはありませんか?

 

朝作業員

積込位置によっては荷物を積み切れず、あふれてしまう。
どこに積んだらいいのかな……。

SD

最初に配達する荷物がトラックの奥の方に積まれている。取りづらいけど、仕方ないか……。

 

もしかしたら、過去に集配支援管理システム上で設定した積込位置が、現状に合っていないのかもしれません。

 

⇒エリアマネジメントシステム(AMS)を使って見直してみましょう!

 

「AMSを使って積込位置の確認をするのは初めて」という川崎登戸営業所のお二人が、AMS担当の沼田さんと一緒にやってみました。

 

写真左から

川崎主管支店 川崎登戸営業所 所長 福井 雅彦さん

グループ長 高澤博至さん

輸配送OP統括 輸配送オペレーションシステム部 輸配送システムエンジニアリンググループ アシスタントマネージャー 沼田大輔さん

 

そもそも、積込位置の設定、見直しはなぜ必要なの?

朝作業員がスムーズに荷物を仕分け、トラックの荷台に積み込むためには集配支援管理システム上での積込位置の設定が必要です。また、過去に一度設定したとしても、地域の状況の変化(企業や商業施設の新設、移転など)によって、現状と合わなくなっていることも。その結果、朝作業員やSDの業務に支障が出てしまいます。

積込位置は、定期的な確認と、状況に合わせた見直しが必要です。

 

AMSを使ってみましょう!

沼田さん

福井所長、高澤グループ長、今日はよろしくお願いします。早速ですが、現在の積込位置はどのようにして設定しましたか?

高澤グループ長

SDの皆さんの意見を聞いて設定しました

どの順番で回って配達しているかを確認しつつ、それぞれのエリアの荷物量などを聞いて6色の色仕分けを設定しました。これまでに何度か見直しを行い、今の形になっています。

 

沼田さん

ありがとうございます。設定を行うのは大変ですよね。今回、AMSを用いることで積込位置の設定や見直しが簡単にできるようになったので、紹介させてください

 

まず、Bizの「▼情報システム」にある「エリアマネジメントシステム」を開きます。

これが川崎登戸営業所の集配区域ですね。隙間なく、きれいに設定してありますね。

高澤グループ長

以前、南関東統括の井澤さんに「区域なしアタック」をAMSで確認する方法を教えてもらい、営業所全体の集配区域を修正したんです。※

(※アタックとは、配達完了と持戻りの実績のこと。区域なしアタックを活用した区域見直しに関してはAMS NEWS 01号を参照。社内用のパソコンからのみ開けます)

沼田さん

素晴らしいですね!では区域なしアタック以外にも、AMSで確認できる内容を見ていきましょう。まずは、アタック実績(配達完了と持戻りの実績)が、青い点で分かります。これを区域ごとに集計して個数を表示できます。この情報の上にコース情報を加えて、区域ごとの個数を確認しながら積込位置をどのように設定するか検討できます

【表示内容】

青い点:アタック(配達完了と持戻り)を行った場所

集配区域中心部の数値:その集配区域の配達個数

青い外枠のある集配区域が1コースの範囲。隣のコースは薄茶色の外枠で表示されています。

 

高澤グループ長

そうか。積込位置を設定した当時はAMSを使っていませんでしたが、集配区域ごとの個数の実績が確認できるから、思った通りに積込位置の荷量配分ができるんですね

沼田さん

その通りです。また、現在設定している積込位置の名称と背景色を表示することができます。合わせて積込位置ごとでの集計個数も表示できます

 

※クリックして拡大

【表示内容】

【】入りの文字:積込位置名称

名称下部の数値:積込位置ごとの配達個数

福井所長

おお、色が出ると分かりやすいですね。これがあれば今の積込位置を簡単に確認できますね。

沼田さん

はい!さらに、今までは一日単位でしか集計できなかったのですが、「一週間平均」、「曜日別平均」など様々な期間で集計した個数の確認ができるようになったんです

※クリックして拡大

【表示内容】

5月16~19日(火~金)と23~26日(火~金)の合計8日間の個数平均表示

高澤グループ長

え!?すごい!期間を設定して平均の配達個数実績を確認できるんですね。

 

高澤グループ長

積込位置や、その前段階である集配コースの設計には配達荷物の情報が必要ですが、これまでは1日分しか確認できていませんでした。

1日だけだと日によって配達個数に変動があるので、他のSDに「この実績をもとに見直そう」と言えなかったんです。でも一定期間の平均が確認できれば、積込位置や集配コースを見直す根拠になります

福井所長

今までは、感覚で話していた部分がありました。客観的なデータがあることで、SDとのコミュニケーションが円滑になりますね

沼田さん

良かったです。期間を設定して平均個数を確認できる機能は、現場の声を受けて積込位置の確認機能とともに2023年3月に追加したんです

最近は荷物量の変化が激しいですよね。「この区域は、一週間の荷物量の平均が増えている。何があったのかな?」など、AMSを使うことで変化に気づくきっかけにもなると思います。高澤グループ長の営業所ではすでに積込位置がしっかり設定してありますが、今後の荷量変化の確認と見直しにAMSを活用していただけたらと思います

高澤グループ長

AMSを全国の営業所でしっかり活用できれば、お客さまへのサービスが向上するし、我々の業務も効率化すると思います。

沼田さん

これからも現場の皆さんの声を反映してバージョンアップしていくので、ぜひご活用いただき、ご意見をお送りください。

 

 

 

ご質問・ご意見はこちらまで!

※社内用のパソコンからのみ開けます

 

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