再掲:身近なところで何を見直せばいいの? 3つの基本をチェック!
2023.06.09
間もなく中元繁忙期です。
過去に掲載したweb記事から、この時期に改めてご確認いただきたい内容を再掲しますので、ぜひご一読ください。
※当記事は、2021年6月30日に掲載したものの再掲です。役職名は当時のものとなります。
安全の見直しに取り組むといっても、何から見直せばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。新しいルールも増えている中で、改めて安全の基本をおさらいしてみましょう。
基本ルール1 構内レイアウト・導線
センターや構内には、安全を守るためにいくつかの色のラインテープが引かれています。実は、これらのラインテープは色ごとにしっかりとした意味があるのです。それぞれの色の意味を理解し、ルールを守ることで、働きやすく安全な職場環境を保ちましょう。
ここがポイント!ラインテープの色には意味があります。理解して使い分けましょう!
赤色テープ 危険/禁止/防災



消火栓、消火器、防火シャッターなどの設置箇所であることを示しています。この範囲内に物を置くことは禁止されています。
[万が一の際、大惨事となってしまうリスクを回避するため]
具体例:消火栓、消化器、防火シャッター、消防隊突入口
緑色テープ 安全状態(非常口/避難など)

非常口や非常用ドアの位置などを示しており、ドアの内と外両側に標示しています。このテープの範囲内に物を置くことは禁止されています。
[万が一の際、大惨事となってしまうリスクを回避するため]
具体例:避難非常口、担架等救護用品
青色テープ 指示/管理






フォークリフト、ボックス、台車、梱包資材、ゴミ箱の定置管理や、備品の保管場所を示しています。
[ラインが引かれていないとラインからずれて置かれてしまい、置場周りの場所を狭くし、不安全な状態を作り出してしまうため]
具体例:マテハン類の定位置
黄色テープ 注意/警告
ボックス移動導線、フォークリフト作業範囲、運行車着車場所を示しています。
具体例:フォークリフト作業範囲
白色テープ 安全通路

歩行者用導線を表しています。ボックスの移動導線と交差する際は、歩行者側が一時停止し、ボックス移動を優先しましょう。
具体例:歩行者通路
構内標示の色と型にも意味があります!
規制標識
何かを「禁止」したり「制限」したりすることを知らせる。

丸型: 実際よりも大きく見える性質がある。

菱型: 不安定な形のため注意を引きやすい性質がある。
基本ルール2 フォークリフト
フォークリフトは、便利な反面、危険な面もあります。正しく使用し、ケガをしないように注意しましょう。
①運転前に服装をチェック

服装や保護具は、決められたものを正しく身につけましょう。①作業服は制服を着用すること②安全靴、保護帽は必ず着用すること③保護帽をかぶる際はあごひもを装着することの3つがポイントです。
②本来の用途以外に使わない

作業は必ず、作業手順通りに、指定された場所で行いましょう。ここでの注意点は、①作業台として使用しないこと②フォーク部分に人を乗せて運転しないことです。これらの行為は重大事故に直結しうるので、絶対にしてはいけません。
③歩行者もルールを守ろう

歩行者は、フォークリフトやボックスとの接触事故を防ぐため、原則フォークリフトやボックスには近づかないようにしましょう。導線を横切る際は一度立ち止まって左右の安全を確認し、フォークリフトやボックスと鉢合わせした際は声をかけて道を譲りましょう。
基本ルール3 ロールボックスパレット(RBP)
ロールボックスパレットの運搬にも、気を付ける点がたくさんあります。小さなミスや、これくらい大丈夫だろうと思う気持ちが、ケガや事故につながります。
基本動作をもう一度確認!
BPは、進行方向をよく見て、人や荷物、ほかのRBPにぶつからないよう十分に注意しながら、足が車輪の軌道上に来ないように運搬しましょう。運搬時には、RBPの転倒を防ぐために、①RBPや軽量ボックスは必ず組み立ててから運搬すること②RBPを折りたたんで運搬する際は、3本以上5本以下にすることを徹底しましょう。
足が車輪の軌道上に来ないように運搬
RBPは必ず組み立ててから運搬
軽量ボックスも必ず組み立ててから運搬
折りたたんでの運搬は、3本以上5本以下に

安全部長からMESSAGE
当社は、長年交通事故を減らすための施策を積極的に展開していますが、さらに、社員や協力会社の皆さんが、仕事でケガなどすることがないように「安心安全な職場環境をつくること(労働災害の防止)」は、交通事故の防止と同等にしっかり取り組んでいかなければなりません。トラック荷台のステップ、配達先の階段、雨上がりの道路、床のくぼみ、ロールボックスパレット、事務所の電源コード…同じ会社で働いていても職種によってケガのリスクはバラバラです。
特に繁忙期は通常より業務量が膨らみ、焦りや注意散漫から労働災害が増える傾向にあります。ぜひ、忙しいときこそケガへの危機感を強く持っていただき、身の回りの整理整頓(2S)と安全な作業手順を着実に実施してください。また、梅雨が明けたら厳しい暑さが始まります。熱中症には十分気を付けて、睡眠と朝食をしっかりとり、仕事中マスクをしていてもこまめに水分や塩飴などをとりましょう。
執行役員安全部長 小坂 正人
「忙しいときこそ、ご安全に!」の他企画はこちら!
・【安全特集①】夏の熱中症はどうやって防げばいいの? 10の対策を再確認しよう
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